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はじめ side
次に開けたのはやふへゐくんの。
や「正直すっごい迷った」
「……！」
Aの表情が変わる。
や「どうかな？」
一際大きな箱から、フライパンや包丁……全て料理する上で必要なものが入っていた。
「えっ、本当にいいんですか？」
や「それではじめさんや俺や他のメンバーに美味しいご飯を振舞ってもらえたらなーって」
そう言った瞬間、たなっちとだいちくんとともたかから頭を凄い勢いで撫でられているやふへゐくんの髪の毛がハゲないか心配になった。
「ありがとうございます……！」
今まで100均の料理器具で頑張っていたAにとってとても嬉しいようで、さっそくキッチンの戸棚にしまっていた。
次に開けたのはともたかの。
と「いや〜僕はようへい君と買いに言ったのでおまけみたいなものですけど」
ともたかはオシャレなお皿を買ってきたようで、これもまたAは目を輝かせる。
「……嬉しいです！ありがとうございます！」
……。
そしてこの場所にいる全ての人間の視線が、俺に変わった。
は「……、」
俺は、何も用意してきていない。
だ「はじめくん？」
た「はじめさんも、もちろんありますよね？」
と「まさか用意してないとかはないですよねぇ〜？」
や「だってぇ〜はじめさんはAのこt」
は「A！次の休み、ドライブ行こうか！一泊2日で！！」
俺が苦し紛れにも、Aの手を掴み言った。
咄嗟に考えた案だったが周りからは盛大な拍手が巻き起こる。
「はいっ」
Aも笑顔で了承してくれて、癒された。
やばい……2人きりで……一泊2日！？
急な展開で驚いているが……ヤベェめっちゃ楽しみだ！！！
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作者名：999 | 作成日時：2019年6月4日 2時
