-実況者- 【私が必要なんでしょ？】② (ページ6)

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帰りの新幹線俺はAにlineをする。

…返信がない。

あれ？あいつ今日バイトだっけ？

まぁいいか、と俺は膝にのせた土産を見る。

あいつ、喜ぶかなぁ…

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家に到着すると

机の上にはコンビニ袋に入ったご飯があった。

家の静かさからしてもういないのだろう、

んだよ、俺野菜食えねぇのにこんなの置いてきやがって…

俺はもう一度lineを確認する。

やっぱり来てない…

んーなんだよ、返信しろよ、

はぁ…俺はAが置いていったサラダを開けて食べる、

うぇ…やっぱり野菜無理だわ…

疲れからか俺はいつの間にか眠っていた。

ﾋﾟﾋﾟｯという着信の音で目を覚ます、

画面を見るとレトさんからだった

「もしもしー？」

レ「寝てたの？」

「うん、疲れて知らないうちに寝てたわ、」

レ「そっかぁ…ところでさ、Aちゃんのことなんだけど…」

Aの名前が出て俺は体を起こす

なんでレトさんがAの名前を話題に出すんだよ、

レ「付き合ってるん？」

…あーなんだそんなことか、しらねぇもんなレトさん

つーか誰も知らねぇけど、笑

「それは…想像に任せるわ笑」

俺は冗談のつもりでそういうと

レ「…キヨくん、」

電話の向こうのレトさんは思い口調で

レ「Aちゃん泣いてたよ、」

と呟いた。

「…は？」

レ「キヨくんが恋愛に対してどういう考えか分からんけど、言葉にしてあげないとわかんないこともあると思うよ。」

レトさんどういうことだよ、

レ「とりあえず二人で話し合った方がいいと思うから…じゃあね」

レトさんは俺の返事も聞かずに電話を切った。

…え？泣いて…た…？

俺は直ぐにlineを送る、けれども返信は返ってこない。

どうしたらいいんだよ…

何でレトさんがAが泣いてることしってんだよ…