最後の花を、あなたに。【鬼滅の刃】

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｢しのぶちゃん、蜜璃ちゃん｣







2人は私に、大切にする心と愛をくれた。








あなた達のおかげで、私女の子としての楽しさとか忘れずに済んだの。







誰かを大事に想う心を、2人がくれたの。







2人がいなかったら私は任務に没頭するだけの人形になってた。








｢煉獄さん｣








あなたは私に熱い心をくれた。








人間の尊さと、脆さと儚さを、あなたが私に教えてくれた。







私が死んだあとも、きっとあなたが鬼殺隊の熱き心になってくれる。







｢宇髄さん｣








あなたは私に前に進む心をくれた。








どんな状況でも、いつだって前向きでいることがどれだけ大切か、気づけたのはきっとあなたのおかげ。








辛い時程笑え。



あなたが教えてくれたの。









｢冨岡さん｣








あなたは私に冷静さと周りを見ることを教えてくれた。









柱になってすぐ、後輩隊員をよく見れずに、自分勝手な行動をしていた私を叱ってくれたのはあなただった。









それに、不器用なあなたの優しい心に、何度助けられたことか。









｢不死川さん、伊黒さん｣









2人は私に大切な物を守る力をくれた。









もちろん2人には会う度怒られたり、ネチネチといびられることも少なくはなかったけど…でもね、それが優しさの裏返しだって気づいた。









私に厳しくするのも、後輩や私自身の身を守るためだって、最近になって気づいたのは本当、馬鹿だった…









｢時透くん、悲鳴嶼さん｣









2人は私に人の暖かさを教えてくれた。









会う度笑顔で抱きしめてくれる時透くん、






静かに見守ってくれて、挫けそうな時には助けてくれた、悲鳴嶼さん。







私、2人のおかげで人の優しさと暖かさを知れたの。









｢ありがとう、｣







私を、Aをくれてありがとう。








さよなら、さよなら、さよなら。








何も返してあげられなくてごめんなさい。








欲を言えば。







｢私よりも、長く｣









長く、生きてください。

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