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「すみません、最近疲れてて涙脆くなってて、それで…」
「…そうか」
冨岡さんは背中をそっと撫でてくれた。
今日一日で、なんど死にたくないと思ったことか。
嫌だなぁ、生きていたい、みんなといつまでも
どうして、どうして、私が。
涙がとまってきた頃、「ありがとうございます」と冨岡さんに言えば、そっと背中から手を離して、もう一度だけ頭を撫でてくれた。
「冨岡さん」
「…なんだ」
あなたの不器用な優しさに、何度も救われた。
なのにごめんなさい。一足先に戦線離脱をします。
「冨岡さん、次いつ会えるか分かりませんけど…いつまでもお元気で。…あなたに出会えて良かった。」
また、いつか。
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なーな - 初見です! 完結お疲れ様でした!めちゃくちゃおもしろかったし感動で涙でしたっっっ!!! 素敵な小説をありがとうございました! (2021年11月30日 15時) (レス) @page45 id: 03957af64f (このIDを非表示/違反報告)
もちゃ - 泣いちゃったw (2021年1月25日 0時) (レス) id: b4bfec10e3 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎもち - 号泣しすぎて...う"う"う" (2021年1月20日 22時) (レス) id: 676d0f88d2 (このIDを非表示/違反報告)
さけふろ - 感動です! (2021年1月11日 15時) (レス) id: c7bf1c88de (このIDを非表示/違反報告)
夢鸞 - 号泣です。素晴らしいお話、ありがとうございました。 (2020年11月29日 12時) (レス) id: 640116ca2f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ハナ | 作成日時:2019年9月30日 13時