新たな1歩【神の力を持つ少女特別編】 (ページ8)

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「…皆コスチューム変わったね、」

久しぶりに見たコス姿の皆は、

雰囲気が変わっていた。

「そっか、藍上さんは冬仕様見てないんだね」

「うん。」

ヤオモモにはマントが着いてたり、

梅雨ちゃんにはマフラーが着いてたり。

あと、爆豪も発汗スーツみたいになってた。

「そういうAちゃんも、

背中に剣持ってるやない！」

「ええ、とってもかっこいいわ！」

そうなのだ。

これもHero Schoolの先生からのアドバイス。

私の個性は攻撃に不向きだから、

もしもの時のために、剣を使えるようになれ、

と先生に言われた。

今、絶賛練習中だ。

「まだ練習中だけどね。」

私はコスチュームを整えながら

準備運動がてら手首足首を回す。

すると、

「…あら、何か始まるの？」

聞き覚えのある声がした。

「絢乃、」

「絢乃さん!!」

上鳴には犬のしっぽが見える気がする。

「今から

雄英 VS Hero School が始まるところ」

「…へぇ、私も参加していいかしら？」

「もちろん。」

「絢乃さん参加するんスか！？

えー俺捕まりたーい…」

「何言ってんだアホ面。」

…相変わらずだな、

「…じゃあルールの確認。

鬼はHero Schoolチーム

私も鬼の方にはいる。

私たちは雄英チームにハンドカフスをつけて

ここの檻に入れる。

雄英チームは私たちから逃げ切る…

もしくは私たちにハンドカフスを付ければ勝ち。

まあ後者をしなくても逃げ切れば雄英の勝ち。

制限時間は30分。

いい？」

「…ハッ、楽勝だろ。」

爆豪は何気なく言ったのかもしれない。

…だけどさすが爆豪。

煽るのはとても上手。

「…へぇ、そういうこと言うんだ。

聞いた？皆、」

私が少し笑いながら言うと、

「…ちょっと聞き捨てならないな、」

プラトはそう不機嫌になってしまった。

「いやーびっくりだよー

…私たちこーんなに舐められてるなんてー…」

…マリン怖くなっちゃったし、

「…心外だな、」

ハリーもプライド高いし。

「…一応これでも私たち

ヒーローの本場のアメリカの、

ヒーロー志望なんだけどね。」

…さあ皆、

身で感じるがいい。

「「「「……やってやろうじゃないか…!!」」」」

アメリカの学生は、

プライドが高いのだ。

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