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カキン、
カキン、
激しい金属音が、
耳が痛くなるくらいに響き渡る。
「あらどうしたの？！
もう死を覚悟しちゃったのお！？？
大したことないわね！！！！」
……落ち着け、A。
挑発に乗るな。
…私は今までよくやってきた。
恐ろしい敵との遭遇もあった。
でも、その度に乗り越えてきた。
……私はヒーローになりたくて、
命を守りたくて、
そのために、
大好きな雄英を離れて、
もちろんここでの生活も楽しいけど、
今でも雄英での生活が懐かしくなる。
……大好きなみんなに、せっかく再会できたんだ。
再会して早々
こんなことに巻き込んで申し訳ないけれど、
みんな懸命に、戦ってくれている。
……再会して間もなくお葬式なんて、
末代までの恥だ。
…激しい動きで、体力は消耗してる。
膝に派手に刃物が刺さっているから、
止めてるけど大量出血で頭がくらくらしてる。
“ あれ ” を使ったら、暫く動けなくなる。
でも、
相手が余裕ぶっこいてる今がチャンス。
とりあえず今は、
“ 勝つ ” ことだけを考える。
私は多少ふらつきながらも、
左腕を掲げた。
「なぁに？
神様にでも祈ってるのお？
バカめ！！！」
そう言って、
刃物を大量に、
私に向かって投げてきた。
でも、私は見向きもしない。
「……龍神よ、
我に力を。」
「リュウジン…？」
これなら、留学してから一度も使っていない。
私の情報が入ってる敵も、
何のことかわかっていないはず。
「な、にこれ……
聞いてないわよ！！！」
みるみるうちに左腕には力が湧いてきて、
久しぶりのこの感じ。
頭の先からかかとまで、
全身の血流が速くなっていく。
しばらく動けなくなるけど、
そんなの関係ない…！
「……いけ、龍神！！！！！」
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夢桜(プロフ) - とても感動しました…！！夢主さんは友達に恵まれていますね！！ (2019年8月22日 9時) (
レス) id: 505f8e7c76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミナ | 作成日時：2019年8月17日 12時
