新たな1歩【神の力を持つ少女特別編】 (ページ1)

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「「「記念パーティー！！！？」」」

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1Aの寮にそんな声が響いたのは、

ある12月の夜だった。

『…ホント、いい反応してくれるよね…』

「パーティーって…Hero Schoolの！！？」

画面の向こうで

ストレッチをしながら

楽しそうに話しているのは、

元雄英高校ヒーロー科特待生

1年A組藍上A

現在は、ヒーローの本場、アメリカの

ニューヨーク州にある、

Hero School 高等部

Advanced course(特進コース) に在籍している。

『うん。

Hero School創立50周年の

記念パーティーが行われるんだけどね、

友達も是非って、

チケットを10枚貰ったんだけど…』

「まじでぇ!!?」

「私行きたい!!!」

「俺もー!!」

「ヒーローの本場じゃん…!!」

「…実に興味深い。」

画面の向こうの、

すごく盛り上がっている空気が

藍上にも伝わってくる。

『……ホントにごめんね、

チケット10枚しかなくて…』

「いやいや!!

招待してもらえるだけでありがたいよ!!」

『…そうならいいんだけど。

…そろそろ行かなきゃ。

…ごめん、今日の…じゃないや、

また次連絡するから、

その時に来るメンバー教えてくれる？

手続きとかいろいろあるから。

……ホントにごめんね。』

「そっか、

ニューヨーク(そっち)では朝の6時か。」

「早いねぇ、大変だぁ」

『まあ慣れればどうってことないよ、

じゃ、』

「またな!!」

「頑張ってー!!」

「じゃあね!!」

そう言って、テレビ電話は終了した。

…が、

「……行けるのは10人…」

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そこにいる誰もが、

「…じゃん、

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けん、

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ぽん！！！」

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そのじゃんけんに全てをかけたのは、

言うまでもない。

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