輝いていてー2ー【名前変換オリジナル】

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デートは普通に楽しかった。




藍佳カップルは相変わらずお熱くて。







荒垣くんも

色々気を使ってくれて。





…たくさん、知らないこと知れた。







(この調子ならきっと…)







荒垣くんを好きになれるだろう。









・








・








「もうそろそろラストじゃない？」


「フィナーレと言ったらこれでしょ!!」






藍佳が指さしたのは、

とても大きくて綺麗な観覧車。






…まさにデートの王道って感じ。






「…いいんじゃない？

行くなら早く並ぼうよ。」






私がそう声をかけると、列に2人ずつ並ぶ。







「うわー…結構並ぶね、」






隣にいる荒垣くんに


そう声をかけた。






でも、返事がなかった。







少し隣を見てみると、何か真剣な面持ちだった。







「…荒垣くん？」






心配になって声をかけると、






「…あ、ごめん、ちょっとボーッとしてた笑」





その笑顔が、


…無理をして笑っているように見えた。






「…ごめん、疲れちゃった？」


「いや？すっげー楽しかったよ」





やっぱり様子がおかしいような気がして

声をかけようとすると、






「はーい次の方ー」





乗組員さんに促されて、


2人で観覧車に乗り込んだ。







「うわー…綺麗…」






夕焼け色に染まる空があまりに綺麗で、


スマホで思わず写真を撮った。







パシャ








その音だけが、二人きりの観覧車の中で響いた。









「…A、」





不意にそう呼ばれて、顔を前に向ける。







「…今日、楽しかった？」







恐る恐るそう聞くもんだから、

私は笑いながら答えた。






「うん、とっても。



荒垣くんのおかげだよ、


ありがとう、」






そう微笑みかけた。







「じゃあさ、」



荒垣くんは、

少し緊張しているようだった。






「…俺の事、好きになった？」






…正直に答えなきゃ。






・







「…今日1日過ごして、


荒垣くんのことを、



たくさん知れて、








・







好きになりたいなって思った。」







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