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車での道のりが長くも感じて、
短くも感じる
車を降りて先生のあとをついていくようにゆっくりと足を踏み出す
想像していたとおりの匂いが鼻をかすめると、心臓の音が自分でも聞こえそうなくらい大きく鳴り響く
『…すみません、先ほど……』
私は自分の胸を押さえながら呼吸を整えていた
なんなのかわからない感情が詰まって苦しすぎる
独特な静けさの中、自分や先生、研磨くんの足音が妙に響く
ここまで来てしまった以上、起こったことは事実であって。
先生に背中を優しく撫でてもらいながら案内された所へ向かう
あぁ。
着々と近付いてるはず
きっと大丈夫。
不気味なくらい翔の笑顔が頭に浮かんできて、心の中がざわつき始める
『……っ…！』
案内された所へ近付くと異様に空気がおかしく感じる
一人がこちらを見て、驚くように目を見開いていた
部屋の外には数人がいて、それぞれ立っていたり座っていたり。
…翔は、どこ？
翔の姿がない
すると女の人がゆっくりと近付いてきて頭を深く下げた
『…私、翔くんの担任の______』
ああ…どこかで見たことあると思ったら翔の学校の先生か
言葉を聞くのが怖い
病院はやけに声が響く
『私の注意不足で________』
先生は頭を上げて申し訳なさそうな顔をしていた
そして"守ることが出来ず______"なんて頭をまた下げた
先生の腕には包帯が巻かれているし、顔には擦り傷だけど傷がある
知らないけど先生は精一杯守ってくれた証拠があるじゃない
それより翔の様態を教えて欲しい
まだみんな知らないのか、隠しているのか、誰も教えてくれない
そして謝る先生へ声をかけようとしたけど何故か声が出ない
それに手を上げようとも胸を押さえたままで、動くことも出来ない
…っ
何でみんなしてそんなに暗い顔するの…
余計に胸が締め付けられる
『…申し訳ありませんでした…っ…！』
その時また別の男の人の声が背中から聞こえて、思わず体を向ける
後ろには誰もいなくて、視線を下に移すとおそらく見覚えのない男の人が頭を床に押さえつけていた
嫌な感じに大きく心臓が跳ねた
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
