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黒尾くんの顔は見るからに心配をしているようだった
私はそれに応えるように笑顔を作った
黒｢さっき夜久に何か渡すって言ってたから…
体育館、寄る？それとも俺が渡しておこうか？｣
黒尾くんに言われてまた忘れている事を思い出した
…そのまま黒尾くんにあげちゃっても良いけど、リエーフくんに頼んでしまったからそれは出来ない
今日は生憎バイトがお休みの日
｢…行っても邪魔にならない？
あっ、そんなに長居もするつもりないし渡してすぐ帰るけど…｣
バレー部は確か強いんじゃ…
そんな中、練習を邪魔していいのだろうか…
しかも昨日翔と並んでるのを見て改めて思ったけど、巨人。
威圧感…想像するだけでも少しドキドキする
黒｢大丈夫だよ。じゃあ俺は部室に行って準備するからちょっと待ってて｣
そう言うと黒尾くんは何処かへ走って行った
…ん？
私は少し疑問を抱えつつ、その場で動かず黒尾くんが戻ってくるのを待っていた
しばらくすると息を切らして、運動する楽な格好に変わった黒尾くんがやって来た
……どれだけ急いだんだろう。
それだけ息が切れている。
｢…私、渡して帰るだけだから良かったのに｣
きっと黒尾くんは着替えたりする準備があるから、そのうちに頑張って誰かを見つけて声を掛けるつもりでいたのに。
黒｢…1人じゃ行きづらいでしょ？｣
黒尾くんは息を切らしつつも、優しく笑顔を浮かべてそう言ってくれた
私はお礼を言うと、再び二人して体育館へ向かった
近付くに連れてボールの音が…
なんてことは無かった
黒｢ナイスタイミング。ちょうど休憩みたいだ｣
黒尾くんは足を進める中、私はその場で待つように足を止めた
『あ！』
別のところを見て待っていると、近くでそんな声が聞こえて思わず振り向くと眩しい笑顔が。
灰｢見学ですか？｣
キラキラした笑顔はリエーフくんだった
運動をしたからか、汗が笑顔と同様に光で少し光っていた
……青春
｢…ううん、夜久くんに渡しそびれちゃって｣
理由を説明すると、リエーフくんはあ〜と大きく頷いていた
話しているとリエーフくんがいきなり首を傾げた
……？
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PUPU(プロフ) - あははははさん» 強引なワガママを無理やりねじ込みました…申し訳ないです… (2021年1月6日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - ワガママしすぎwおかしいw (2021年1月6日 20時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - 瑞稀さん» そんな…！(´；ω；｀)ありがとうございます！いろんな意見を取り入れて、別ルートも作るつもりです(^^) (2020年2月13日 12時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すごく面白いです。感情移入して泣いてしまいました…笑 個人的には研磨落ちも見たいですがクロ寄りですかね…？？どんな結果でも楽しみにしてます！ (2020年2月13日 3時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年1月14日 21時
