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あたしん家の住所をナビに打ってから、進みはじめた頃
『 高1ん時やねん、留年したん。』
「 うん。」
『 毎日遊び過ぎてな、気がついたら単位足りんなっててん。』
あの頃は楽しかったわ〜なんてしみじみ語ってる平野紫耀。
けどその顔はちょっと寂しそうで。
『 噂とかで俺が留年したってまわってると思っててんけどな〜』
「 多分まわってないと思うけど…。」
『 そっか〜。
お前ん家意外と遠いな。』
「 まあね〜。
てかお前呼び止めてくんない?」
なんか腹立つ。なんて言ってみたり。
『 はいはい、じゃあAな〜。』
「 なっ…、呼び捨て!? 」
『 なに、Aちゃーんとか呼ばれたいわけ?(笑)』
鼻で笑ってあたしを見る平野紫耀 。
「 ちっ、違うから!!
ただ、なんか馴れ馴れしいなって思っただけ!」
『 そーんなことないやん!
じゃあ逆に、俺のことなんて呼ぶん? 』
「 …、平野紫耀 。」
『 ……、プッッ!
平野紫耀って!(笑)
フルネームとかほんまおもろいなお前!(笑)』
「 またお前って…。」
『 あー、すまんすまん。
あ、俺のこと紫耀って呼べや。』
「 分かった。」
『 はい、じゃあ呼んでみて。』
「 紫耀…?」
『ははっ、なんで疑問形やねん(笑)』
「なんとなく?」
『 ほんま最高やわ、A!! 』
なーんて、たわいもない話をしてたらあっという間にあたしん家に着いた。
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れぃめろ(プロフ) - いつも楽しく読んでます!これからも頑張ってください!笑笑 (2016年12月4日 20時) (レス) id: 6c9f8af92b (このIDを非表示/違反報告)
あゆか(プロフ) - とても面白かったです!これかもがんばってください! (2016年10月13日 21時) (レス) id: 0cde067717 (このIDを非表示/違反報告)
ぴーちゃん(プロフ) - はるちさん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます! (2016年10月13日 1時) (レス) id: a94194b099 (このIDを非表示/違反報告)
はるち - めっちゃ面白かったです♪ (2016年10月10日 12時) (レス) id: fb4b4f2984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴーちゃん | 作成日時:2016年10月6日 22時