未来がみえる少女 肆 【鬼滅の刃】

第佰弐拾弐話 ページ1

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宇随「いいか？俺は神だ！！お前らは塵だ！！

まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め！！ねじ込め！！

俺が犬になれと言ったら犬になり猿になれと言ったら猿になれ！！

猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊で"へつらう"のだ！！

そしてもう一度言う、俺は神だ！！！｣



A「(神様……！！)」



善逸「(やべぇ奴だ……)」



Aは目を輝かせながら、善逸は引いた顔をしながら宇随を見た



炭治郎「具体的には何を司る神ですか？」



バビッと手を上げ、至って真剣に質問をする炭治郎
そんな炭治郎に善逸は「(とんでもねぇ奴だ……)」と思いながら炭治郎を見る



宇随「いい質問だ。お前は見込みがある」



善逸「(アホの質問だよ、見込みなしだろ)」



宇随「派手を司る神……祭りの神だ！！」



善逸「(アホだな。アホを司ってるな、間違いなく)」



伊之助「俺は山の王だ。よろしくな、祭りの神」



A「………」



善逸「………」



炭治郎「………」



宇随「何言ってんだ、お前……気持ち悪い奴だな」



善逸「(いやアンタとどっこいどっこいだろ！！引くんだ！？
同じような次元に住んでる奴に対しては嫌悪感があんだな……)」



宇随「花街までの道のりの途中に藤の家があるからそこで"準備を整える"」



A「わっ、え？あの………」



宇随はいきなりAを担いだ



宇随「てめぇは話がある」



残りの三人に「付いて来い」と言い、宇随は三人の前から姿を消した
炭治郎たちはそれに驚き、急いで宇随を探す
遥か遠くにいる宇随を善逸が見つけ、三人は急いで追いかける



A「(速い速い速い！！！)」



宇随「おい」



A「は、はい！」



宇随「冨岡から聞いてると思うがお前に未来がみえる力があることを柱は全員知ってる」



A「………」



宇随「それは制御は出来てるのか？」



A「……いいえ、まだ自分の意思では無理です
もしかして私を連れて行く理由って……」



宇随「使えるもんは全て使う。お前の力、俺のために利用させてもらうぞ」



A「宇随さんが死ぬような未来がみえたら全力で阻止します

この力は人を助けるために与えられた力だと思ってますから

もう……煉獄さんの時のようなことは絶対にしない」



宇随「(へぇ〜、いい顔するじゃねぇか)」



宇随はAの力強い眼と意思を見てニヤリと笑う



「期待してるぜ、月雪A」と宇随が言うとAは大きな声で「はい！！」と言った

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