花柱は１人の少年に振り回されている【鬼滅の刃】【弐】

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A「……私たち、お互いの正体を知るまでは本当の姉妹のように仲が良かったじゃないですか

なら、互いの正体を知った今なら本物の"友情"を築き上げる事が出来るはずです

なのに姉様が弱いせいでその可能性が消えてしまいました

本当に残念です、鬼と仲良くするという夢を姉様となら叶えられると思ってたのに」



宇随「(継子を傷付けられて怒ってんのか……？いつもより煽りがえげつねぇ)」



堕姫「なによ！！私の帯に簡単に捕まった癖に！！！手も足も出なかった癖に！！！」



A「……あら、わざと捕まった事にすら気付いてないとは貴女やっぱり上弦じゃないですね」



とうとうAの煽りに耐えられなくなったのか堕姫はギャン泣きし始めた。その姿に宇随はギョッとする



堕姫「ほんとにアタシは上弦の陸だもん！！本当だもん！！

数字だって貰ったんだから！！！

アタシ凄いんだから！！！」



A「(おかしいわね……この鬼いつまで喋ってんの？

頚を斬られてるのに全然体が崩れてないじゃん

こいつ……まさか……)」



堕姫「死ねっ！！死ねっ！！みんな死ねっ！！

わぁあああああああっ！！！

頚斬られたぁ！頚斬られちゃったああ！！

お兄ちゃああんッ！！！」



「うぅうううん」



「「ッ！！」」



堕姫がそう言うと体からもう一体の鬼が出てきた



宇随「Aッ！！！」



A「ッ！！！」



Aが出てきた鬼の頚目掛けて刀を振るったが
刀は届くことなく鬼は堕姫と一緒に宇随の後ろにある角に移動していた



「泣いてたってしょうがねぇからなああ

頚くらい自分でくっつけろよなぁ

おめぇは本当に頭が足りねぇなあ」



泣いている堕姫の頚を体に付けながら鬼は言った



宇随「(頚を切り落としたのに死なない

背中から出てきたもう一体は何だ！？

あのAの一振を軽々と避けやがった)」



「顔は火傷か、これはなぁぁ

大事にしろ、顔はなあ

せっかく可愛い顔に生まれたんだからなあ」



宇随も同じく男の鬼の頚を狙って斬りかかったが鬼も同時に斬りかかり、宇随の頭からは血が垂れた













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大正コソコソ噂話


Aは煽る時しのぶのような口調になる
尚、本人は気付いておらず無自覚である

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