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A「(あれ、そういえばこの人……今どこの任務にあたってるんだっけ?)」
伊之助「で?どこ行くんだオッさん」
宇随「日本一、色と欲に塗れたド派手な場所」
炭治郎&伊之助「「?」」
A「………」
善逸「!」
宇随「鬼の棲む"遊郭"だよ」
A「(あ〜、そうそう。遊郭だ………遊郭………)」
ごちゃごちゃと言ってる宇随にAはゆっくり近付き……
A「……宇随さん、"遊郭"に師範を連れて行くつもりだったんですか?」
本人はニコニコといつも通りの笑顔で聞いたつもりだろうが瞳が確実に怒りを表していた
そんなAに三人は身体を震わせ
宇随は「花街までの道のりの途中に藤の家があるからそこで"準備を整える"。付いてこい」と早口で言って四人の前から消えた
善逸「えっ?消えた!?」
A「……あそこだよ」
Aが指を差した方向を見ると宇随は遥か遠くにいた
善逸「はや!!もうあの距離、胡麻粒みたいになっとる!!」
伊之助「これが祭りの神の力……!!」
炭治郎「いや、あの人は柱の宇随天元さんだよ」
善逸「追わないと!!追わないと!!」
A「………相変わらず元気だね、君たち」
騒ぎながら追いかける三人を見て、Aは呆れながら呟いた
宇随「A!!!
そいつらに合わせて何地味にちんたらと走ってやがる!!
それとも何か、お前のご自慢の速さはその程度だったのか!!」
A「………」
宇随の言葉にイラッとしたAは炭治郎たちに「……それじゃあ、私たちを見失わないように頑張ってね」と一言言うと三人の前からフッと消えた
善逸「えええええっ!!Aさんも消えた!!?」
伊之助「何ぃぃぃいいい!!!」
炭治郎「(流石Aさんだ!よし!!俺も!!!)
善逸!伊之助!俺たちも少しでもあの二人と距離を縮めるために頑張ろう!!!」
炭治郎は先程より速度を上げて走る
伊之助「俺より先に走るんじゃねぇ!!!」
善逸「ま、待ってよぉぉぉぉおおお!!!!」
一方Aは___
A「……あらあら、挑発されたからそれに乗ってあげたのに。もう追い付いちゃいましたね、宇随さん」
宇随「!!」
三人の前から消えてすぐに宇随に追い付いた
A「……"誰の"ご自慢の速さがその程度だったのか、聞かせてくれます?」
藤の家に着くまでAはずっと隣にいる宇随を挑発し続けて
着いた頃には宇随の顔はげっそりしていたらしい
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もか(プロフ) - やっぱり何度読み返しても素敵な作品です!!!好きです!!! (1月7日 17時) (レス) id: d8c4eb9a81 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ(プロフ) - 神レベルで面白いです!! 頑張って下さい! (2023年4月17日 19時) (レス) @page42 id: 2cdbc326e2 (このIDを非表示/違反報告)
あまみやはくり(プロフ) - ほわー!!!作者様更新ありがとうございます!!めっちゃ更新楽しみにしてました!!どうか作者様のペースで更新してくださいませ!私いつまでも待ちます(真顔) (2023年4月15日 22時) (レス) @page42 id: 0bb6841a40 (このIDを非表示/違反報告)
rei - お願いします。どうか完結まで更新してください! (2023年3月12日 5時) (レス) @page40 id: e7f57e0588 (このIDを非表示/違反報告)
shi69mahuro4ki(プロフ) - これからの夢主の行動がとても楽しみです。 (2021年5月8日 9時) (レス) id: 4ed5b60c3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2020年11月29日 22時