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No,21 ページ23

もう帰れねぇぜ……って顔をしていたら瑠衣が呟いた。

瑠衣「……夜が明ける」

あ、そうじゃん。この人、闇の精霊だから夜しか無理なのか!イェーイ!少ししたら帰れる!

瑠衣「じゃあ、移動しよう」

A「は?」

鎖を引っ張りながら、僕を何処かへ連れて行く。
地味に痛いんですよ……だって、手首と首を拘束されてるんですよ?もはや、囚人だよ?

そんな事を考えていたら、どこかに着いたらしい。案内された場所は、黒い影が密集してる部屋

A「え?ここって……」

瑠衣「僕の影の中だよ。僕が最大限に力を使えるんだ」

A「……こんな所に入ったら、僕も影になるんじゃ……」

瑠衣「そんな事ないよ。半年ぐらい入ればそうなるけど、
僕とAは半年もせずに結婚式をあげるから、楽しみだよ……」

え?いや、まじで、聞いて!聞いて!この人、結婚式とか……ホラーだよね?
しかも『楽しみだよ』の時に顔を赤らめてますからね?

魔法使って逃げたい……
とりあえず、隙を作らなきゃいけないんだよね……やっぱりコイツには、ハニートラップ?

A「……瑠衣」

瑠衣「A!どうしたの?」

名前呼んだだけで、めっちゃ喜ぶじゃん。

A「ちょっと、来て」

今まで、引っ張られていた鎖を引っ張り返して、近くまで来させた。

瑠衣「どうしたの?僕とハグしたい?」

A「……ちょっ!」

闇の精霊はそう言って僕にハグをして来た。

瑠衣「A……良い匂い」

A「やめっ!」

……あれ?頭がクラクラする……瞼が重い……この感覚なったことあるような……。

瑠衣「A……僕の匂いを嗅ぎすぎたんだね。僕の匂いは特有で睡魔を引き出すんだ」

ここから、意識がない。









?「……だよ……A……ご……だよ」

何か声が聞こえる……重い瞼を開けた。

瑠衣「起きたね!ご飯だよ!」

目が覚めたら、闇の精霊が居た。

A「……ッ!」

びっくりし過ぎて逃げようと思ったら、体が動かない。

瑠衣「いきなり動いたら、手首もげるよ?」

今この人なんて言った?もげる?恐る恐る手首を見ると、影で出来た鎖が付いてあった。
足首にもついてる……しかも、ここベットの上だし。いつの間に運んで……っそんな事よりも!

早く帰らないとお店が……。

A「帰らせてください!君と暮らす気なんてありませんから!」

瑠衣「……?」

闇の精霊は悩むようにして、どこかへ行った。え?一人?寂しいし、怖いんだけど。

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白玉(プロフ) - 夢主くん書かせて頂いてもよろしいですかね? (2018年4月30日 11時) (レス) id: ac3b251d7a (このIDを非表示/違反報告)
アルル - 氷狐さん» ですよね!魔理沙LOVE!特にアニメのが一番好きです! (2018年4月24日 22時) (レス) id: 4302667575 (このIDを非表示/違反報告)
氷狐 - 魔理沙だぁぁ!魔理沙大好き!可愛い! (2018年4月24日 22時) (レス) id: 87e14db833 (このIDを非表示/違反報告)
アルル - 快楽さんさん» そうですよ!私は東方で魔理沙推しです! (2018年4月14日 21時) (レス) id: 9102c4653b (このIDを非表示/違反報告)
快楽さん - 東方知ってるぜ!マスパって魔理沙のスペルカードですよね? (2018年4月14日 20時) (レス) id: f253c0cddf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アルル・エリ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/  
作成日時:2018年4月10日 0時

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