【男主】森の中の小さなお店【 BL 】

No,18 ページ20

改めて自己紹介中

A「望月Aです。
種族は人間、魔法使いです。差別はしないで欲しい。他に何か質問ありますか？」

「……はい」っと言って手を挙げたのは、口裂け女？だと思われる大人しそうな子だった。

？「ま、魔法使い様は人間なんですか？」

隠れ美人だな〜、なんであの子みたいのを嫁にしないかな〜？

A「あ、人間ですよ」

？「私と友達になってもらえますか？」

ビクビクしてるし……そんなに怖い？

A「勿論！良いよ。先着１名様ね」

僕は友達は大体少しだけで良いからな。大人数が友達でもめんどくさそうだし。

？「口裂け女です！……あ、あのよろしく……です！」

少しだけ、遠慮気味に言ってきた。
敬語が取れないのか？まぁ、別に言いやすい方でいいんだけど。

口裂け女か……下級の人達は名前が無いんだよな。

口裂けちゃん？おかしいな……口裂け？まぁ、口裂けで良いか。

佐藤「もう良いですか？席はあそこの二人の間です。では、一時限目と二時限目は自習です」

狐と精霊の間を指差した。僕はあの2人の間？い、嫌だ……口裂けの隣が空いてるじゃん……。

先生、ヘルプ！……って先生、もう行っちゃったし。

しょぼくれて居る僕に誰かが話しかけて来た。

「ねぇ、俺らと能力バトルしろよ」

え？能力バトルって？って思った方へ。能力バトルとは、そのまんまの意味です。

A「え？何で、君達としないといけないの？」

「楽しいからに決まってんだろ！」

お〜、絡んで来たのかと思ったけど、実はフレンドリー系か……良いな。

A「別に良いよ。でも、今日は忙しいから月曜日によろしく」

今日は金曜日です。明日の準備があるし。

てか、ここ森だよ？森の中のお店だよ？やっと、題名まで来たよ？

怜「おい……さっさと来い」

教卓の裏で小さくなって、色々愚痴を呟いていたら、狐が話しかけて来た。

A「あ、狐。わかってる……でも、嫌だ」

怜「あ？ブツブツ喋ってんじゃねえよ。はっきり言え、聞こえない」

そう言って、僕を教卓の上に乗せた。

A「いや……え！？なに教卓の上に乗せてんの！？先生に怒られるんだけど！？」

怜「そのくらいの声で喋れ」

A「え？え？その為だけに教卓に乗せたの！？やめてくれるかな！？」

さっきの倍ぐらいの声量で喋ったら。

怜「うるさい、黙れ」

どっちなんですか……いや、本気で……。


まぁ、今日は何もなく帰りましたとさ。

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