どうして…？ ページ34
side．ms
最近、Aが冷たい。
露骨にはしてないつもりなんだろうけど、俺には分かる。
あまり話せなくなった。
接触出来なくなった。
ここ2日の寂しさはすぐに積もった。
何で俺を避けるの？
何で目を合わせてくれないの？
何で今まで通りのスキンシップすら許してくれないの？
もしかして、俺が嫌いになった？
どうして？
どうして？
どうして…？
お願い、嫌わないで。
お願い、離れないで。
お願い、行かないで。
『…ハァ、ッフウ、ハ、』
シルク「おい、マサイ？」
ザカオ「マサイ！？ゆっくり、ゆっくり息を吐いて！」
『っ、ふぅ、う、は、あぁ、や、だぁ…！』
ンダホ「ふー、だよ。まず落ち着こう？」
落ち着く、なんて出切っこない。
だって、Aに嫌われてるかもしれないのだ。
『や、だよ。A、いか、ないで…。』
ねぇ、なんでこんな時も近くに来てくれないの？
あの時は、大丈夫って背中をさすってくれたのに。
─本当に、嫌いになった？
ズキン、頭の痛みと苦しさに、意識が闇に埋もれた。
・
目を覚ましてすぐに感じたのは、薬の匂い。
それから、愛しい存在。
『A…！』
A「マサイ…。ごめんね、今まで距離置いてて。でも、嫌いになった訳じゃないよ。」
『…姫と、くっつけようとしてた？』
A「ごめん…。」
申し訳なさそうなA。
やっぱりくっつけようとしていたっぽい。
『ねえ、A。俺さ、A以外は要らないよ。』
A「でも…！」
『要らない。』
それ以上、Aは何も言わなかった。
もう少し話を聞くべきだったかもしれない。
けれど、余計な期待はさせたくない。
Aだけがいれば良いのは本当の事だ。
A「でも、姫ちゃん良い子で…」
『まだ言うの？』
流石にイラついて、Aの腕を強く引く。
なんの準備もしていなかったらしいAはそのまま俺の上に崩れた。
その身体を強く抱き締めれば、意外と細くて。
『俺はA以外何も要らないの。分かった？』
A「う、うん…。」
『良かった。……じゃ、ちょっと甘えさせて。2日分。』
2日ぶりのAの温もり。
抵抗なんてしないAがいつも以上に愛しい。
ああ、もう。本当に。
『大好き。』
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レイ(プロフ) - こーゆーのまじで好きです…。やばい。みんなのヤンデレほんとに好き…最高でした…!!!もしも続きがあれば楽しみにしてます！別作も頑張ってください！応援してます！ (2020年4月11日 18時) (
レス) id: 9045735352 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - どんどん怖くなってゆく、、、、、まぁ好きな人に殺されるなら本望かな？ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
Kako(プロフ) - 狂気の歯車は止まらないってわけですね…。 (2018年10月25日 18時) (レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - りょうさん» 最後までご閲覧頂きありがとうございました！ラストとの落差すごいなって自分でも思ってたんですけど、楽しんで頂き何よりです！ (2018年10月13日 17時) (レス) id: fe0d9e5760 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結おめでとうございますー！もう、ヤンデレ具合が最高でした！ラストはちょっとドキドキして...とにかく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2018年10月13日 11時) (レス) id: 60a3c2e8e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年9月16日 14時
