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『…え、誕生日？』
「やっぱり忘れてたんだ」
苦笑いを浮かべるイズクはポケットから携帯を取り出して、その画面を見せた。
時間の下には「8月30日(木)」という文字。
そっか私、誕生日なんだ。
全然気づかなかった。
『それで、こんなに大勢？』
「みんな前から来たがってたんだけど、先生にダメって言われて…」
「今日ようやく許可が降りたんだよな！」
お茶子ちゃんと切島くんが嬉しそうに笑った。
それに続いて他のクラスメイトも。
私が彼らと過ごした時間なんてほんの少しなのに。
『私、みんなに酷いことした。
本気で、どうなってもいいって思ってた。
それなのに、なんで…』
私と会えたことを、そんなに喜んでいるの？
私はあなたたちを傷つけるための計画を立てた。
全部、全部、ヒーローが憎くて。
この世界を壊したくて。
「てめぇだけのせいじゃねえだろーが」
『え？』
「気づけなかった俺らも、お前を閉じ込めた
周りの大人も同罪だ。
…助けらんなくて、わりぃと思ってる」
ふい、と背けられた顔。
プライドの塊であるカツキが謝るなんて驚いた。
これを見るのは実に十数年ぶりだった。
昔と、全く変わってない。
うっすらと残った記憶と被って、なんだか少し可愛いと思った。
「あ！Aちゃんやっと笑った！」
『え？』
「爆豪君も役に立つんだな！！」
「うるせぇよクソメガネ！！
いつでも役立ってんじゃねーか！！」
騒がしい病室が一瞬、あのバーカウンターと重なった。
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のえたん(プロフ) - akuaさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきます(^o^) (2019年6月18日 15時) (
レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
akua(プロフ) - リクエストお願いします！弔が個性で子供になる話読みたいです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 00971fdcab (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - レイさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - のえたんさん» リクエストよろしいですか？弔と夢主ちゃんがヒーロー基礎学の授業に出るお話を書いてほしいです！ (2019年6月15日 23時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ここまで読んでいただきありがとうございます！番外編もがんばりますので、よろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん | 作成日時：2019年5月10日 17時
