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「紅月少女の容態は…」
「今は薬で眠っています。
ただ、あの病室はもう使えないでしょうね」
「そうか…」
パニック状態に陥った紅月少女は、死柄木弔と先生、オールフォーワンの名を呼び続けた。
その尋常じゃないくらいの暴れ具合は、その後駆けつけた病院の職員や、待機していた他のヒーローを合わせた数人係でやっと抑えられるほどだった。
「私は、そんなに嫌われているのか」
「…」
彼女がああなったのは、私の声を聞いてからだった。
おそらく声によって存在を認知したのだろう。
病室が赤く染まるほどに、自身を傷つけ続けた。
___どうして、どうして死ねないの‼??
そう叫んだ少女が脳裏に浮かぶ。
「…相澤くん。
彼女の個性登録を見せては貰えないだろうか。
担任の君なら入学時に提出されたものがあるだろう」
「それが、紅月Aは役所に個性登録の届け出をしていないそうで…」
「それは違法ではないのか⁉」
「家庭の都合、ですかね。
その辺は大丈夫だと校長に言われました」
「そうか。
それを見ればなにか分かると思ったんだが…」
家庭の都合。個性登録のない少女。
ネグレクト、か？
でも、そしたらあの言葉はどういうことだろうか。
それほどまでに辛かったということか？
その時、後ろから扉の開く音がした。
振り返ればそこには白衣を着た初老の男性。
紅月少女の主治医を務める、この病院の医院長だ。
「先生方、少々お時間よろしいですか？
お見せしたいものがありまして…」
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のえたん(プロフ) - akuaさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきます(^o^) (2019年6月18日 15時) (
レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
akua(プロフ) - リクエストお願いします！弔が個性で子供になる話読みたいです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 00971fdcab (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - レイさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - のえたんさん» リクエストよろしいですか？弔と夢主ちゃんがヒーロー基礎学の授業に出るお話を書いてほしいです！ (2019年6月15日 23時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ここまで読んでいただきありがとうございます！番外編もがんばりますので、よろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん | 作成日時：2019年5月10日 17時
