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「どうだった、緑谷」
「今はだいぶ落ち着いています。
けれど想像していたよりも、ずっと深刻でした。」
何も映らぬ瞳。
生気を全く感じさせない風貌。
すべての絶望を味わったような、全てを諦めたような。
彼女からは、ただただ悲しみと苦しみだけが伝わってきた。
「実は以前、ショッピングモールでAちゃんと会ったんです。
そのとき彼女は死柄木弔と一緒にいて。
見たことないくらい、嬉しそうに、楽しそうに
笑っていました。」
二人とも、これ以上ないくらい幸せそうに。
「だから、今日彼女と会ってみて分からなくなってしまいました。僕らが、ヒーローが良かれと思ったこの行動が、本当に正解だったのか」
「…」
「っ、助けてといった彼女の声が、
頭から離れないんです…！！」
どうしたらいい。
どうするのが正解なんだ。
死柄木弔のもとへ返す？
けれど、それじゃあなんの解決にもならない。
かといってこのままでは、Aちゃんは壊れてしまう。
取り返しのつかないことになってしまう、そんな気がした。
「そんなに思い悩むな」
「相澤、先生…」
「紅月にとって緑谷は他の奴とは違う。
安心できる場所なんだよ。
助けを求めたってことは、そういうことさ。」
肩に乗せられた手は温かくて、すごく安心した。
…Aちゃんは幼い時に事件でお母さんを亡くしてから、ずっと一人だったのか。
もしかしたらこうして安心できる場所もなかった
のかもしれない。
それこそ、死柄木の所以外は。
「先生。
僕、これから毎日放課後にココに来ます。」
「…ああ。よろしく頼んだ」
少しでも、彼女の拠り所となれるように___
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のえたん(プロフ) - akuaさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきます(^o^) (2019年6月18日 15時) (
レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
akua(プロフ) - リクエストお願いします！弔が個性で子供になる話読みたいです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 00971fdcab (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - レイさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - のえたんさん» リクエストよろしいですか？弔と夢主ちゃんがヒーロー基礎学の授業に出るお話を書いてほしいです！ (2019年6月15日 23時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ここまで読んでいただきありがとうございます！番外編もがんばりますので、よろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん | 作成日時：2019年5月10日 17時
