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目を開けて最初に視界に入ったのは、真っ白な天井だった。
ここは、どこだろう。
弔の部屋じゃない。
もちろん、私の部屋でも。
「目が覚めたか」
突然降ってきた声に驚いた。
ベッドの横の椅子に腰掛けていたのは痩せこけた男性と、担任であった相澤先生。
そっか。私、確か…。
体が妙に重く、気だるい。
きっと何かの個性にかかって、眠りについていたのだろう。
ふいに最後に土煙越しに見えた弔を思い出して、じわりと目が熱くなる。
会いたい。会いたいよ、弔。
けれどそんな様子を悟られてはいけない。
いずれ弔が迎えに来る日の為に、弱さを見せてはいけない。
平然を装うように心を落ち着け、顔を上げようとした。
丁度その時だった。
「無事で良かったよ、紅月少女」
耳に届いた、その声。
間違えるはずがない。
幼い頃からテレビの中で聞き続けた声だから。
彼の笑い声が、笑顔が、脳裏を駆け巡る。
私が来たと言って、笑う姿が。
イヤ。イヤだ。
どうして、どうしてここにいるの。
なんで思い出させるの。
あの地獄から助けてくれなかったくせに。
『い、や』
「おい、大丈夫か」
伸ばした手が肩に触れた。
____なんなのその目は
痛い。
痛いよ、お母さん。
良い子でいるから。
静かにしているから。
だから、殴らないで。
『いやあぁぁぁぁ！！！！』
痛いのはいや。
暗いのはいや。
寒いのはいや。
苦しいのはいや。
「っ！落ち着け！！」
『いやだ、助けて！！此処から出して！！
先生、弔、どこにいるの！！』
「早く、ナースコールを…！！」
____お前なんか
『とむらぁ‼‼』
____生まれて来なければ良かったのに
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のえたん(プロフ) - akuaさん» リクエストありがとうございます。書かせていただきます(^o^) (2019年6月18日 15時) (
レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
akua(プロフ) - リクエストお願いします！弔が個性で子供になる話読みたいです！ (2019年6月18日 10時) (レス) id: 00971fdcab (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - レイさん» リクエストありがとうございます！書かせていただきます！ (2019年6月16日 14時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - のえたんさん» リクエストよろしいですか？弔と夢主ちゃんがヒーロー基礎学の授業に出るお話を書いてほしいです！ (2019年6月15日 23時) (レス) id: d0447010f9 (このIDを非表示/違反報告)
のえたん(プロフ) - ここまで読んでいただきありがとうございます！番外編もがんばりますので、よろしくお願いします(^^) (2019年6月9日 15時) (レス) id: ee02f97984 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のえたん | 作成日時：2019年5月10日 17時
