76:咄嗟に出た言葉 ページ26
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結局ジョングクがシャワー中とか隙を見て探したけどどうにも見つからなくて。
…まさかソクジンさんの店にあるんじゃないだろうな。
ここまで来たらそれもあり得るかもしれない。
JK「……ねむ、」
「ジョングク。おはよう」
JK「んー…ヌナ、もう出んの？」
「うん。出かけるなら戸締り確認して」
JK「わかったわかった」
絶対わかってない、こいつ。
寝起きのジョングクほど中々信用してはダメだ。
一応メモ書きだけは残して行くけど。
「………、」
履き慣らした靴に足を入れて鍵を持つ。
するとまだ半寝ぼけのジョングクが。
「…っ、ちょっと！」
JK「…忘れもん。」
「携帯も財布も持った。」
そうじゃない、と言いたげな視線と対峙して
私も“離せ。”と見つめ返す。
…と。ジョングクは私にそっ…、と唇を重ねようと顔を近づけたその刹那
「……っや、！」
逃げたわけじゃ、ない。
手で胸板を押したとかアクションは取ってない。
ただ反射的に漏れた言葉だけがジョングクの動きを止めた
……しまった、そう思った時には取り返しがつかない
JK「……“いや”？俺が？」
「…違、少しビックリしただけ、」
バクバクと心臓が暴れる。暴れて、事態の深刻さを私に訴えかける。
「いきなりだったから……、」
JK「……ヌナ、」
さっきまで寝起きで少しトロンとしてた目が、一気に覚醒して信じられなさそうに。でも少し寂しそうに私を見つめる。
ごめんね、謝りたかったけどここで謝るのも不正解な気がして目を伏せる。
JK「…そう、まぁ、確かに突然だったし。いいよ」
「ありがと、」
JK「明日からは慣れて」
「そんなすぐに。」
精一杯の強がりで生意気に笑うジョングクが、さっきの一瞬テヒョンに見えて咄嗟に拒絶の声が出た。
私を「愛してる」って言ったテヒョンに似てたから、拒否した。なんてそんな事言えもせず
JK「行ってらっしゃい。」
「……行ってきます」
ジョングクの顔なんて見ず、家を出た。
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choco - 今まで見た作品の中で1番好きな作品になりました。ありがとうございます！ (2022年5月23日 19時) (
レス) @page49 id: 7083a913c1 (このIDを非表示/違反報告)
mimi39901065(プロフ) - 初めまして。夢小説にハマるきっかけをくれた作品で、本当に何度読んでも胸が一杯です。素晴らしい作品ありがとうございます。 (2022年2月13日 20時) (レス) id: 96f9571aaf (このIDを非表示/違反報告)
noooooon24(プロフ) - 好きすぎて3回も見ました！本当に感動作です。この2人の続編が見たいです、できたらすっごくイチャイチャラブラブの2人の幸せを見たいです！勝手なお願いですがぜひお願いします。ここまで大好きな作品なかなか出会えないので、、 (2022年2月2日 22時) (レス) id: 8c9cc794ae (このIDを非表示/違反報告)
プルメリア(プロフ) - 初めまして。お話を読んで涙が止まりませんでした。素敵なお話ありがとうございます。 (2021年9月4日 9時) (レス) id: 73d93b58ca (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - お話が素晴らしすぎました！ストーリー引き込まれ、大号泣しながら一気読みしてしまいました。とてもいい作品をありがとうございました。 (2021年6月20日 3時) (レス) id: 8c7ead2968 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月31日 14時
