50:繋いでいたい ページ50
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ジョングクはここ最近、朝からソクジンさんの店に行ってるらしい
JK「ヌナ、行ってきますのキスしてよ」
「私ももう出るんだけど。」
JK「あ、なら俺がしようか？キス。」
「結構ですけど！」
くつくつ喉奥で笑ってるウサギ顔をスルーして鍵を差し込む。そのまま並んでエレベーターまで。
JK「今日駅まで一緒に行く。ジニヒョンに買い出し頼まれてるし」
「…わかった」
JK「何その顔、ひど。」
「会社の人に見られたら困るなーって…」
JK「いいじゃん言いなよ。私の彼氏ですって」
当たり前のように繋がれた手に爪を本気で立ててやろうか。
そんな気持ちを込めて睨むとしたり顔で笑うマンネ
JK「…今日、金曜じゃん。」
「……うん」
JK「明日家で待ってるから早く帰ってきてよ。まぁ午前中は俺も出かけるけど。…楽しみにしてて？」
狙ったように小首を傾げる姿にあざとさを感じないのは仕草がその顔に似合いすぎてるからか。
…何なんだろうか、このウサギは。
「適度に期待しておくよ」
JK「ドライすぎて泣きそう、俺」
三日月型に細められた目は涙の気配はなく。…寧ろ泣くどころか笑ってるよね。
私の呆れた視線にすら笑い返す。何が楽しいんだか
JK「…でも付けとかないとね、俺の印。」
「そんな事にならないから！」
JK「わかんないじゃん。…好きな男でしょ？」
「………前ほどじゃ、ない」
テヒョンのことはまだ好きだよ、でも好きでいたいって気持ちはもう無い。
繋がれた手に力が込められて隣を見れば、その笑顔がどこか崩れていた
本当は行かせたくないんだろう。行かせたら、また私がテヒョンに行くんじゃないか、そしたら自分を見なくなるんじゃないか。って。
「…もうどうにもならないよ。」
JK「…どうかな」
「終わらせるだけ。以上。」
JK「ヌナの中で俺への愛はどのくらい？」
「まだ3割くらい？」
JK「うそでしょ…」
鞄で揺れるうさぎ、繋いだ手。何もなかった部屋の中で散乱した服とか食器とか。
私の世界に確実にジョングクが入り込んでる。
「でもきっと、これから増えてくよ。」
JK「いつか10割全部 俺にするから。」
「ははっ、うん。楽しみ。」
今、私が繋いでたい手は、この手だ。
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さや - 大好きです！応援してます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: 4e28762ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - knnntrkさん» 有難うございます、テヒョンを応援してくださっている方が本当に多くて愛され具合と申し訳なさが凄いです…(笑) 続編で話数さえ足りればアナザーやif物語を検討してみますね、一先ずは本編の更新を頑張ります！ (2019年10月31日 19時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - す。本編ももちろん応援しています^_^ (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - この作品大好きです。他の方もコメントされてますが、タイトルを見るからにジョングク落ちだとわかってはいても この作品のテヒョンが好きすぎてテヒョン落ちを願ってしまいます！余裕がありましたらぜひアナザーストーリー見てみたいで (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - のあさん» コメントの方を有難うございます、そして落ちはもう題名を決めた時から既に決まっていたので…本当に申し訳無いです、話数さえあればifとして作れると思いますので少し検討してみますね！ (2019年10月29日 2時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月2日 9時
