04:私の休みは彼の休み ページ4
.
.
「とりあえず濡らしたハンカチでいいですか？」
JK「どうも。…あまり生活感無いですね」
「あー…うん、まぁ」
当然と言えば当然なんだけど。
テヒョンから呼び出されれば応じて、戻ってくる頃には午前様が当たり前。
少し寝てすぐ仕事に向かって、ヘトヘトでベッドで眠って。の、ルーティン。
……生活感が無いのは、まともにこの部屋で生活をしてないからだ。
「…っげ、仕事！」
JK「え？」
「シャワー浴びて着替えて…朝は抜くか。乾かす時間は、」
JK「待ってください、出かけるんですか？」
「…そうだけど？」
JK「男を部屋に残して？」
貴方は自分の家に帰れ、と言いかけて気づく。
そうだ、この子家に入れないんだった
「〜〜〜〜ッ、お留守番、という事で。何か持ち出したら警察呼びますから！」
JK「持ち出さないけど、連れ込むかもしれませんよ。……他の女。」
「…………。」
何こいつ、最低。
人の家をホテル代わりにするつもり？そうなると生理的に嫌なわけで。
ハァ…、と息を吐いて頭を抱える。
「…鍵、何で渡したの。取り返してきたら？」
JK「なんか女連れ込んでるでしょって半ば強引に奪われて、あと今追いかけても何処にいるのか分かりませんし」
どうします？なんて可愛く聞けばどうにでもなると思ったら大間違い。
「出てって。」
JK「うわ、鬼ですか。」
「そこまでしてあげる義理は無いんで。」
JK「夜のお相手しますけど。」
「結構です！」
そういう相手は1人で十分。
これ以上誰かに心に踏み込まれれば、いよいよ私の何かが切れてしまう気がした
JK「…おねーさんさ、有給ってやつ？ある？」
「……ある、けど。」
JK「それ使って俺を見張ってたら？どうせこの時間だし遅刻寸前じゃん。」
「…っ有給は、」
有給は、ダメなの。
テヒョンに呼ばれてもすぐ行けるようにしたいから。
私はここ数年、テヒョンに合わせてばかりで自分の都合で休みを取ってないかもしれない
私の生活の中心はテヒョンで、それを全てに私の生活は回っている。
なのにテヒョンの生活の中に、私は何割いるのだろう
「……バッカみたい、」
ずっとわかってる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 3283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さや - 大好きです！応援してます (2020年10月4日 18時) (
レス) id: 4e28762ef7 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - knnntrkさん» 有難うございます、テヒョンを応援してくださっている方が本当に多くて愛され具合と申し訳なさが凄いです…(笑) 続編で話数さえ足りればアナザーやif物語を検討してみますね、一先ずは本編の更新を頑張ります！ (2019年10月31日 19時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - す。本編ももちろん応援しています^_^ (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
knnntrk(プロフ) - この作品大好きです。他の方もコメントされてますが、タイトルを見るからにジョングク落ちだとわかってはいても この作品のテヒョンが好きすぎてテヒョン落ちを願ってしまいます！余裕がありましたらぜひアナザーストーリー見てみたいで (2019年10月31日 3時) (レス) id: 0c0320d085 (このIDを非表示/違反報告)
ただのルート(プロフ) - のあさん» コメントの方を有難うございます、そして落ちはもう題名を決めた時から既に決まっていたので…本当に申し訳無いです、話数さえあればifとして作れると思いますので少し検討してみますね！ (2019年10月29日 2時) (レス) id: 218d49cba4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ただのルート
| 作成日時：2019年10月2日 9時
