正真正銘のお姫様と王子様【岩田剛典】

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貴女side


私は片岡A。


父は片岡財閥の取締役、母は世界屈指のファッションデザイナーと言う正真正銘のお嬢様。


幼い頃から最上級の教育を受けて育ってきた。



私の周りは最上級のものしかない。




大きいベッドを出て、綺麗にされている制服を着る。




もちろん制服と言っても一般の生徒となんか一緒のものでは無い。




デザインはママが考えたし、制服一つですら最上級のものだ。





一階にあるリビングへ向かう。




櫻「お嬢様、おはようございます。

今日は学校の方でLDHMがございます。」




LDHMとはLDHでミーティングする事。


それで、私に話しかけてるこの人は櫻庭って言う私の執事。



全てを完璧にこなす最上級の執事なの。






貴「夜、健ちゃんの所でパーティがあったわね。

ドレスどうなってる？」






櫻「剛典様のと一緒に仕立てております。



今夜は少し明るめの色で予定しています。



今夜のパーティーはIT関係の方が多い予定ですので、


こちらの資料に目を通しておいてください。」







お嬢様と言っても毎日が華やかな訳じゃないのよ。




華やかにするためには努力も必要。




今回のパーティーに出席する方々の顔、名前、会社名、最近の実績。





全てを暗記するのが最上級のお嬢様の役目。





頭が悪かったらこの世界ではやっていけない。







貴「後、ミーティング終わったら



授業受けないで剛典と帰ってくるから車よろしく。


大宮にも伝えといて。」






大宮というのは剛典の専属執事。





あー、剛典って言うのは、私の彼氏兼婚約者。





別に政略結婚とかじゃなくて、



お互いの家が仲良くて、





付き合った報告したら結婚を認めてくれた。







お嬢様だからと言って好きじゃない人と政略結婚なんて有り得ない。






恋だって最上級でやるの。






今日もリムジンに乗って学校に行く。




LDH専用の学校門につき、リムジンを降りる。





降りると横から手を取られる。







そう、この王子様こそが剛典。







剛典は私の腰に手を回し、2人でレッドカーペットを歩く。





みんなが見てるのがわかる。






それもそのはず、



私達は日本が誇る、








世界が誇る最上級のカップルだから。

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