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それはいつだって突然で、前触れもなく私を苦しめた。








紫「あいつ、最近知り合った訳じゃないよな」








そんな的確な質問をされると、彼はどこまでを知っているのか・・







それが急に怖くなった。







隠していた訳じゃない、、やましい事なんて、尚更・・・・








なのに、やっぱり君には通用しないんだ。









紫「俺達が付き合いたての頃からお前の中にアイツいたよなッ?」







『えッ、』









そんな風に思われてたなんて、言われても中々理解が追いつかない。







なんで、こんなすれ違い紛いな事をしていたのだろうか。








紫「あの男と一緒におるとこ何回見たと思ってるん?」







家庭教師時代、休憩がてらに二人でよくコンビニに通っていた。







夜の外を二人で歩くのはしょっちゅうの事だった。








そっか・・廉くんの存在は知っていても、、家庭教師をしていた生徒って事は知らなかったんだ。







実際、私が廉くんに勉強を教えていた姿なんて誰も見ちゃいない。







知っているのは・・そう、お互いだけ。







廉くんだけ、、。








黙って外を歩けば、そりゃどう読み取られたって非はこっちにあるのだろう、。









結婚するって、妊娠したって、







そんな報告しておいて・・







今度は廉くんの事を問い質してくる、。








紫「あん時、男制服着てたよな?どこで知り合ったん?なんで今年同じ大学入ってきてんのッなぁっ」








次から次へと変わるその感情に、もう・・私は疲れていた・・・・、。







『・・そう言うんじゃ・・ない、ッ』







紫「この前キスされとったやんッ」







『・・・・ッ』









私は知らなかった、。








私を放っておきっきりの君は、何も知らないって、そう決めつけては寂しくて切なくて







なのに君は、知っていたんだね、、。








でも全部を知らないが故に私と同じように苦しんでたのかな、?







だからって結局は言い訳になってしまうんだろうけど、、







寂しさや切なさを埋めるように誰かが隣にいないと人はやっていけない生き物なんだと思う。







こんな時まで彼の見方をしてしまう、。







期待を裏切られといて、未だに怒れずにいる。








だからって浮気は良くない・・








声を大にしてそう言えたなら、、もっと未来は晴々しい景色をしていたのだろうか。

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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , King&Prince   
作品ジャンル:タレント
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ななみ(プロフ) - 廉君と両思いになってよかったです。まるで映画みたいにドキドキ、ハラハラしながら、焦ったくなりながら、最後には温かい気持ちになりました。素敵な作品を読ませていただき、ありがとうございます。他の作品も読ませていただきます。 (2019年11月11日 1時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - muheさんのお話、Twitterやインスタでも読ませて頂いてます!このお話は特に大好きなお話なので続編希望です!これからも応援してます! (2019年7月7日 13時) (レス) id: 41431b5220 (このIDを非表示/違反報告)
みなゆか(プロフ) - 続編だしてほしいです!! (2019年5月29日 2時) (レス) id: f99e6b0772 (このIDを非表示/違反報告)
おむ(プロフ) - 一気に読んでしまいました(>_<)一途な廉くんが素敵で素敵で、すごく感動してきゅんきゅんしました。このお話ほんと大好きです!!ありがとうございます! (2018年8月26日 14時) (レス) id: 45e922be8f (このIDを非表示/違反報告)
ちあ(プロフ) - はじめまして。完結おめでとうございます。読み始めたのは最近なのですが、毎回更新を楽しみにしていました。とても感動しました。何度も泣いてしまったりして...こんな素敵なお話をありがとうございます。 (2018年8月16日 13時) (レス) id: f185f740ad (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2018年7月16日 0時

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