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なんの代わり映えもしないし毎日に嫌気がさしてくると、
あの日の出来事も少しはいい思い出に思えてくる。
錯覚というのは、人を騙すからとても怖い。
だけどそれに感謝したくなる日もある、。
あんなに嫌で嫌で仕方なかったのに･･
世の中はそううまくはいかなくて、
でも求めたものが簡単に掴めたのなら、きっと君へのこの思いも簡単に薄れてくのだろう。
難しいから、もどかしいから
諦めがつかなくて、苦しくなるのだろう。
体育の授業が終わり、みんな個々で水分補給をしている。
だけど、私はボーッとしていた。
何かを考えるわけでもなく、運動をして熱くなった体からはたらりと嫌な汗を流す。
−−−−ビジャァァァァッ！！！
心臓のドクドクとそれが一体化したとき、私の顔に冷たい何かが飛んできた。
それはあまりにも突然で、
前を見ていなかった自分も悪いのだが･･
その正体に気付いた頃にはもう手遅れで
『･･冷たいっ、』
男子が水道水にホースをつけて遊んでいたのだ。
それがたまたまわたしに当たり･･
頭のてっぺんから足の先まで、びしょ濡れになってしまった。
爆笑してる男子達も一応謝ってはくれたけど･･
自分のした行いに叱りの声が聞こえてくる気分だった。
「Aっ、大丈夫？」
すぐさま駆け寄ってきてくれた友達。
『･･寒い』
こんな冷水、体全身で一気に浴びたら、どんなに猛暑日でも体は冷える。
「ちょ、Aッブラ透けてるッ！！」
慌てて教えてくれた友達に返す言葉もない。
だって私は、もうどうでもいいのだから。
「えっマジかよ！！何色？」
ふざける男子に構ってる余裕すらない。
私はズタボロになった精神と体を守るように、
その場でしゃがみ込んだ。
見ないでよ･･お願いだから･･･
私のことを責めないでよ
ひとりで静かにそんなものと葛藤を繰り返す。
だけど、そんな争いもやっぱり君が和ませる。
岸「お前らいい加減にしろって！！」
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まい - 岸くん。。。きゅんきゅんでした！素敵なお話ありがとうございます！！ (2023年1月3日 0時) (
レス) @page31 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
すかい - とても素敵な作品でした。ありがとうございました^ - ^ (2020年3月14日 21時) (レス) id: c9cd880fe4 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 切ないながらも、ハッピーエンドに繋がって良かったですね。付き合った後のストーリーも読んでみたいです。よろしくお願いします。 (2019年5月1日 22時) (レス) id: 5ca5d758c8 (このIDを非表示/違反報告)
えり - とっても面白くて一気に読んでしまいました。ハッピーエンドで良かったです。 (2019年2月24日 23時) (レス) id: d711019fff (このIDを非表示/違反報告)
bobrobert0830(プロフ) - 申し訳ありません。呼び捨てで投稿しちゃいました。muhe様の作品を楽しみにしております。 (2018年11月17日 23時) (レス) id: 79705ce3c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年6月11日 21時
