番外編_7 ページ23
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廉も出掛けると言いだして、共に家を出てきた。
途中で廉とは別れたけど･･
昨日の感覚や表情の一つ一つが頭の中をこれでもかってくらいいっぱいにしていて、、
これから紫耀くんと会うのに、どういう感情と闘っているのか自分でも分からない。
でも、それでも姉としての誠意をちゃんと表したくて、一生懸命答えを探そうとする。
そうしていると、
紫「Aちゃんっ、！」
特徴的な声にハッと気付いて前を向いた。
目の前には私服姿の紫耀くんが立っている。
紫「いこ！」
手を差し伸べられてそれに従うように彼の手を掴んだ。
ゴツゴツと男らしい手を感じながらも、私達は付き合ってると実感する。
チラチラ横を気にすれば
紫「え、なにっ？(笑)」
恥ずかしそうに照れ笑いしてこちらを気にしてくれる紫耀くん。
制服に見慣れてるからやっぱり私服って魔法みたいで、髪の毛もカッコよくセットされてるから、もうそれは完璧で。
なのに話しかけられるとそれに全く集中出来なくて、、
廉が弟じゃなかったら、隣にいたのは紫耀くんじゃなくて廉だったのかな･･とか。
もう訳の分からないことを永遠ループしていた。
廉だったら？
何も言わずに手を握ってきそうだし、
その手は紫耀くんと違って細くて･･でもやっぱり男の人の手って感じられるのだろうか。
廉には幸せになって欲しい。
本当に心からそう思う。
可愛くて性格のいい彼女を私に紹介して欲しい、。
そう思うのに、、
なんでわざわざ私なんかを好きになってくれたのだろうか、。
苦しいんだ。
廉と同じで、。
どういう答えを出すのが私達にとって一番良いのかが全く分からないから、
分かってそうでそれを拒もうとしてるから。
買い物を無事に終わらせて何となくで街を歩いていれば、
紫「ねぇ、」
改まった感じで紫耀くんに呼び掛けられらた。
『ん？』
紫「Aちゃんの家行きたい」
『え』
それは本当に唐突で、。
紫「ねぇ行こ？」
『え、今から？』
紫「うん行きたい。行こ？」
それだけを強調してグイッと強引に手を引かれる。
頭の中をいっぱいにしていた自分が悪いけど、、
ちょっと不機嫌そうな紫耀くんが見てて怖かった。
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まい - きゅんきゅんが止まらないです(;_;)れんくんの想いに泣ける。。。これからも作品楽しみにしています！頑張ってください (2023年1月2日 0時) (
レス) @page36 id: e5435e7bdd (このIDを非表示/違反報告)
non - 本編からすべて一気読みさせて戴きました！めちゃくちゃ続きが気になってたまらなかったです笑みんなの切なさとドキドキとワクワクがとても共感できてとても面白かったです！ぜひ良ければですが、お互い円満に兄弟離れして廉くんに彼女ができる話とか読んでみたいです！ (2021年6月29日 4時) (レス) id: 0f3ccab3be (このIDを非表示/違反報告)
遥(プロフ) - めちゃめちゃ面白かったけど、、、、廉くんが心の中で思うだけで終わって欲しかった (2020年6月8日 23時) (レス) id: 60bc8fd027 (このIDを非表示/違反報告)
j1gu1wa(プロフ) - こんにちは 番外編楽しみに見てます！廉くんが切ない〜ついつい幸せになって欲しくなっちゃいます廉くんに！ (2019年3月8日 19時) (レス) id: 48f45132bc (このIDを非表示/違反報告)
yuki(プロフ) - 番外編とても嬉しい！！ワクワクしました！！ (2019年2月20日 0時) (レス) id: c3269c959d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年5月22日 0時
