【ヒロアカ】先輩はチャラいけど誠実だった【ホークス】 (ページ7)

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5_真面目と不真面目ページ7

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『ヒーローがそんな呑気なこと言ってていいんですか？それに私先輩に構ってる暇ないんです』

「あー雄英で先生やるんでしょ？」

『え、』

上部に報告してまだ数分しか経っていないのに、彼は情報入手まで早いのか。

『何で知ってるんですか』

「だって俺早すぎる男だよ～？いぇーいっ」

ポケットに手を入れて歩いていると、片手を出してくる。

にひっと笑うと場に合わないピースサインをされた。

『なんか…普通に怖いです』

「俺たちそういう仕事でしょ？」

『そうですけど、先輩は異例ですよ絶対、』

ヘラヘラしているのに仕事ができるから…なんか納得したくないのだ。

『先輩、そういえば雄英体育祭の時指名してましたよね？インターンも1年A組の子。えっと…常闇くん、でしたっけ？』

「そうだけど。なんで？」

『何をどう教えてあげればいいのか、分からないんです。そもそも私年下の子と接する機会なんてなかったから不安でいっぱいで…何か意識してました？』

やはりNo.2の男。的確なアドバイスを貰うが賢明。

高校生達の未来が掛かっている…こっちはかなり必死なのに。

「相変わらず真面目だね～」

『え？』

私を面白おかしい対象にしてケタケタ笑っている。

正気ですか、？

「あと、見かけによらず小心者っ」

人差し指で肩をツンツン突かれるから勢いよく追い払う。

『好き勝手言ってくれますね、ほんと。貶したくて待ってたんですか？』

「そんなんじゃないってぇ～もう怒ると美人が台無しだよー？」

言動がとにかくチャラくてむず痒い…体が拒絶反応しているのだ。

『もういいです。先輩に相談した私が馬鹿でしたッ』

「えぇー怒んないでよ～Aちゃ～ん」

『…』

ホークス先輩を無視して出口までスタスタ歩き進める。

彼は無言のままニコニコしながら後ろをついてきていた。

『ちょっとッついてこないでくださいよ！』

「俺はただ出口に向かってるだけだよっ」

『あーもうっ、そうですかっ！！』

大して個性を使っていないこの状況で、私の脳はフラフラ…低血糖。

糖分補給をしようと、ポケットから棒付きキャンディを取り出す。包み紙を剥がしていると斜め上から手が伸びてきた。

「これいつも舐めてるよね？美味しいのー？」

『…あぁっ！？』