検索窓
今日:7 hit、昨日:4 hit、合計:243,470 hit

twin venus_8 ページ8

*永瀬side







何かあったかと言われればあったかもしれないし、なかったと思えばない気もする。そんな微妙な距離感で気まずく感じてるのは俺だけなのだろうか。






妹「ねぇねぇ廉っ!今日の放課後ゲーセン行こっ!」

廉「え?あぁ...おん。ええよ」

妹「やった!」






中学の時はAと結と俺で三人。

一緒に登校するのが当たり前やったのに...いつかを境にAは一人で先に行ってしまうようになっていた。






廉「なぁ結」

妹「んー?」

廉「放課後さ、たまにはAも誘うか?」

妹「ええーなんで?お姉ちゃん勉強で忙しいから絶対断るよー」







真面目なんは昔っからで、そこに違和感がある訳では無い。.....あるとすれば、、結の方かな。





Aの名前を出すと分かりやすく嫌な顔をする。あんなに仲良かったんに何があったん?






最近はそういうのがあるから結が他の女子と喋ってるのを見計らって教室を出てきた。






廉「なぁ、Aおる?」

「え、Aちゃん?一緒に来たんじゃないの?」

廉「あいつ先に出てったから」

「教室にはまだ来てないよ」

廉「そっか、ちょっと待つわ」






てっきり一人やと思ってたんに...






廉「あ!やっと来たわ.....え、」







隣に男を連れて...しかもそれは紫耀。何やら楽しげに話している。

結と違って男子とはあまり関わらないA。よう喋る男子やって、俺ぐらいやったやん。






ちょっとの時間でさえも埋めれないものって意外と多くて。こうやってAの知らない部分がどんどん増えてくのが耐えらなかった。






『持ってくるねっ』






辞典を取りに教室の中へと消えてったA。俺に用はないだろうにずっと俺の事を見てくる紫耀が気になって.....






廉「なんや」






ちょっと話し掛けてみる。コイツとは二年の時同じクラスやった。近くも遠くもない交友関係はこういう時邪魔くさい。






紫「お前って結ちゃんと付き合ってんの?」

廉「.....はぁ?」







何を言い出すのかと思えばそんな事、。






廉「いや、付き合ってへんけど」






幼馴染みやし、一緒におるからそう聞かれることは今までに何回もあったけど...そうやなくて。






紫「ふーん...じゃぁAちゃんともただの幼馴染みか」






聞きもしないで勝手に結論付けられた事に少しイラッとした。でもだからって言い返せなかった。

twin venus_9→←twin venus_7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (397 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1177人がお気に入り
設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , King&Prince   
作品ジャンル:タレント
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きょん(プロフ) - 廉くん派です。続きが気になります! (2022年10月27日 14時) (レス) @page32 id: 4cb7560b67 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:muhe | 作成日時:2022年9月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。