muffler_18 ページ18
*紫耀サイド
待ち合わせ場所には10分前に着いた。
人混みの中で私服の彼女を一生懸命探す。
すると
−−−ピコンッ、。
AちゃんからLINEがひとつ。
" ごめんね?もうすぐ着くよ! "
クリスマス当日の為にと、いろいろ頑張ってはみたけど、
・・これといって距離感は変わらないまま、だ。
文面から伝わる気を使われてる感じ・・
廉の前ではどんなふうに笑うんだろうって・・時々考える。
無邪気に笑うのかな、?
遠くからぼんやりと見えたシルエットは確かにAちゃんで、
待ち合わせの時間にピッタリとやってきた彼女。
急いで走ってくると申し訳なさそうな顔をする。
俺が勝手に集合時間よりも早めに来てただけなのに、、
『ごめんっ待たせたよねッ、?』
そうやって謝られてばっか、。
紫「全然待ってないよ、それより」
『ハァッハアッ、・・ん?』
乱れた呼吸を肩で整えている彼女だけど、俺はドキドキが止まらなかった。
制服をサラッと着こなしてるのも好きだけど、
初めて見る私服姿にちょっとドキッとしたから。
・・いや、
自分が思ってるよりもかなりドキドキしている。
だってほら、
『え?』
無意識にAちゃんの髪の毛に手を伸ばしてしまっていた。
俺、変態じゃん・・そう自分で自覚してても、雰囲気を変えた彼女にどんどん魅了されていく。
紫「髪の毛、巻いてきてくれたんだね」
ふんわり香るお洒落な匂い・・これ、廉も知ってんのかな?って、また考える。
彼女の反応を待っているとうっすら顔を赤く染めた。
『久しぶりだから手こずっちゃって・・ちゃんと巻けてる?』
そうやってクルッと回転すると自分から後ろを見せてきた。
廉の事まだ好きなくせに、、
そういう無意識な感じに分かっててもやられてしまう。
だから、どうにかして自分のものにしたくなっちゃうんだよ。
俺はこんなに好きなのに・・
何で廉なの、?
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yura(プロフ) - 紫耀くん可愛いすぎて胸が苦しいです🥰 (11月29日 23時) (レス) @page44 id: 4e4aa987df (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 完結おめでとうございます〜!無事に紫耀くんとくっ付いて安心しました(;_;)新作も楽しみにしてます!無理せず頑張ってくださいね!(*^^*) (2020年5月10日 20時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
チャンサキ(プロフ) - 続き待ってました〜!もやもやするところで終わって辛いッ笑、更新頑張ってください!( ´ ▽ ` ) (2020年4月17日 14時) (レス) id: 9fdd9e92a3 (このIDを非表示/違反報告)
Anzu1134(プロフ) - とってもおもしろくて切なくて大好きなお話です。 これからも更新がんばってください! (2019年10月23日 0時) (レス) id: 68bfd8b6e0 (このIDを非表示/違反報告)
S(プロフ) - 更新嬉しいです〜(;_;)また最初から読み返しました!!このお話大好きです! (2019年10月22日 19時) (レス) id: a50c63b20c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2018年12月15日 21時