幼なじみ_16 ページ16
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どうやら帰ってる途中の足らしく、そのままこっちに向かえば数分で着くとか、。
だからとりあえず電話を切ったんだけど、、
廉「結局優太、来るん?」
『うん』
廉「おお、良かったやん!」
『・・うん』
あんなに会いたくて、優太で頭をいっぱいにしてたのに、、何でいざとなるとこんなに乗り気じゃないんだろう、。
廉「なんか嬉しそうちゃうな・・どうしたん?」
『なんか、変な勘が働くというか、、』
ソワソワ胸の奥がザワついているのはきっと優太のせいだ。
幼馴染みって時折、酷な関係でもある。
表情とか見なくたって、声で分かっちゃうんだから・・・ねぇ優太、。最近ずっとそうだよ、?
それを表に出さずに隠そうとする優太だから、余計に気付いちゃうんだよ。
何でそんなに悩んでるの、?
何でそんなに苦しんでるの、?
それの片隅に、少しでも私はちゃんと居るのかな?
廉を頼ったって何も変わりはしないのに・・私は都合が良いんだ。
廉「どっちにしろ今日なんちゃう?」
『え?』
ずっと今の関係をキープしてるのは大変で、、でも進もうと勇気を持つのはもっと大変で、。
『いや、怖いよ・・』
今までの関係が、私のたった一言の告白で壊れたら・・そう考えると怯えてしまう。
でも隣で廉はずっと私を励ましてくれる。
廉「そんなんで簡単に砕ける関係なら幼馴染みなんて続かんやろ!!大丈夫やって、いけるから」
肩をポンポン叩かれると、やっぱり頑張らなきゃいけないのかな、?って。
これで最後にしよう、そう思って重めの溜め息をついた。
廉「保険かけたろうか?」
『なに保険って』
廉を振り向けばちょっぴり眉を歪めていた。
廉「もしダメやったら・・俺んとこ、き?」
『・・・・』
そうだよ、あまりにも自然体だからこっちの事にも気を掛けなきゃ行けないのにすっかり忘れていた。
いっその事このまま廉に飛び込んだ方が楽なのかな、?とか。
一瞬馬鹿なことを考える、。
廉「とりあえず、振られた後の心配はすんなって!俺が胸貸したるから」
それは大分有難いんだけど、、
『ねぇ振られる前提で話さないでよっ!!ちょっと自信なくなってきた』
廉「悪いけど・・俺は振られろって思ってんで?」
『え』
廉「ほんまは応援なんてしたないねん・・だから頑張れや」
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涼杜兄妹(プロフ) - まっすぐすぎる岸くんの言葉が素敵でした!!一生って言い切る岸くんカッコ良すぎます!muheさんの作品だいすきです!これからも応援しています♪ (2020年11月4日 18時) (レス) id: 400e48a6ce (このIDを非表示/違反報告)
あお - インスタもフォローさせて頂いてます!お話の続きすごく楽しみにしてました!廉くんの屋上の去り方が、切なすぎるけどかっこよくて胸がギュッと締め付けられながら、泣いて読んでしまいました。体調にはお気をつけてください。またお話読めるの楽しみしてます! (2020年11月3日 23時) (レス) id: 3b6d47bc82 (このIDを非表示/違反報告)
モカ - とても素敵なお話ですね!面白いです!続きがすごく気になります!更新楽しみに待ってます!! (2020年4月22日 23時) (レス) id: 039decc541 (このIDを非表示/違反報告)
めい - とても面白いです!続きがすごく気になります更新頑張ってください (2020年4月15日 22時) (レス) id: f4173813d4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき - 更新ありがとうございます!待ってました!また続きが気になります! (2020年4月9日 17時) (レス) id: d8f95672aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2018年9月29日 0時