cinderella_88 ページ40
･
仕事終わりに彼の家へとやってきたのはいいけれど、、
ベルトを外そうとする彼のペースに未だついていくことが出来ない。
『れん、くんッ』
廉「ん？」
求められ方なんて沢山あるけど、こんな分かりやすい形で愛を求められた事なんてないから、
『今日は…したくない』
廉「なんで？嫌なん？」
『…そうじゃなくて、』
不安がる廉くんに全部を否定したい訳じゃない。
でも、
『廉くん焦んないでよッ…跡継ぎの事で頭いっぱいになってない？』
廉「そういう事ちゃうよ、」
私は彼のことを全然理解していなかったのだろう。
廉「頭いっぱいになってんのはAやろッ？いつになったら俺だけ見てくれるんッ？いつになったら俺で満たされるんッッ？」
付き合えばそれで幸せになれるとばかり思ってた。
結婚を約束すれば、彼の心も少しは癒えてくれると…でも、、
廉「他の男と喋んなって言っても言うこと聞いてくれへんやんッ、俺だけ見てって言ったってやっぱり岸くんの事ばっかやんッ」
中途半端に距離を縮めたことによって、私は彼を追い詰めてしまったのだろう。
廉「なんで言う事聞いてくれへんのッ？なぁッまた俺から離れてくん？なぁッって！！！」
気付いたら胸ぐらを掴まれてたけど、その勢いで離された私は
−−−バンッッッ、！！っッ、！！！
頭から酷い痛みに倒れ込んでいた。
でも私よりも驚いていたのは彼で、
廉「ごめんッAッ、…ごめんなッ、？」
何回体で愛し合おうとしても、やっぱり無理なものは無理なんだ。
それがいつか来ることを信じて、それに答えてあげようと自分も必死になったところで…
残るものは罪悪感と後悔、。
自分の在り方が分からなくなるだけだった。
廉「A、好きやでッ？」
その言葉を何回言わせてきただろう
廉「Aは俺のこと好き？」
何度問わせてきただろう。
廉くんの気持ちを知っていながら、中途半端に彼を利用してしまったことが原因だった。
全ては自分が招いてしまったこと。
『私も…好きだよ、？』
口ではそう言うけど、、いつだって頭の中に浮かんでいるのは目の前の彼じゃない。
そしてそれは、
廉「そっかッ」
いつだって彼は苦しいほどに分かっていた、。
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まなみ - どっちも応援したくなります。岸くんどこに行ってしまうのかな？すごく気になります(*´Д｀) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - ほんとにmuheさんの作品大好きです！どっちと結ばれても私は幸せです笑 (2019年5月3日 0時) (レス) id: 2096cfbafb (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新頑張ってください！！！早く岸くんみたいです笑 (2019年4月26日 1時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
岸担りりここ - 更新頑張ってください！続き気になりすぎてやばいです← (2019年4月18日 17時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！これからの展開どきどきです、、！ (2019年3月29日 15時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年11月10日 22時
