cinderella_67 ページ19
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あんなに長くて続いた夜は、初めてだったかもしれない、。
というか、知っているのはお互いしかいないんだから、比べるのも今までのものだけで、、
その対象者は結局彼になるのだ。
仕事中も頭の中は大混乱。
ただでさえ要領が悪いのに、、ぼーっとしている事が多かった。
そんなスッキリしない気持ちのまま退勤時間になったのだけれど、、
今日の疲れはいつもと違って何か妙なものが混ざっていた。
早く帰って寝ちゃいたい。
そうすれば何も考えなくて済むし、傷も消えるのかなって、、
でも、そんなの無理に等しくて･･
会社を出ようとフロアまで足を進めると、
岸「･･よっ、」
ソファで私を待っている岸くんがいた。
『、岸、くん』
昨日の今日だから胸が痛いし、
なにか嫌な予感しかしなくてざわめく。
岸「話があるんだけど、」
そんな風に言われると胸の奥はもっとザワザワして気持ち悪い。
何を話すのか･･考えたところでいい方向にいくとは限らなかった。
二人で歩くのも随分久しぶりだと思う、。
廉くんの隣はあんなにしっくりくるのに、、
なんで好きなはずの彼の隣は、こんなに落ち着けないのだろう。
いつも隣や周りを気にして、、
彼の生きる世界に溶け込もうと必死になっても、、
岸「どっか店入ろ？」
結局それは私の知らない世界なんだ。
岸くんの言う店とはきっと居酒屋とかチェーン店。
私が1番苦手とするものだった。
高級料亭やフレンチ料理のお店に慣れてる分、
そういう所に行くのに慣れてなくて苦痛だったのだ。
そういう時、頼る相手はもちろん岸くんになるのだろうが、、
岸「なに？」
今のこの感じというか、状況的に頼れない。
『いや、っ何でもない』
ものすごく置いてけぼりで、孤独感に浸っていた。
岸「言いたいことあるならちゃんと言えよ」
そんな事言われると、自分の中の何かが懸命にそれに耐えていて、、
岸「俺に遠慮してんの？」
ボソッと自信なさげに言われた問いに、何もかもをぶつけたかった。
『遠慮するよ、･･だって、生きる世界が違うんだもん』
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まなみ - どっちも応援したくなります。岸くんどこに行ってしまうのかな？すごく気になります(*´Д｀) (2019年12月23日 21時) (
レス) id: 0d9bac845e (このIDを非表示/違反報告)
さとこ(プロフ) - ほんとにmuheさんの作品大好きです！どっちと結ばれても私は幸せです笑 (2019年5月3日 0時) (レス) id: 2096cfbafb (このIDを非表示/違反報告)
きゃらめる(プロフ) - 更新頑張ってください！！！早く岸くんみたいです笑 (2019年4月26日 1時) (レス) id: 36d39b543c (このIDを非表示/違反報告)
岸担りりここ - 更新頑張ってください！続き気になりすぎてやばいです← (2019年4月18日 17時) (レス) id: eb3522528a (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂いております！これからの展開どきどきです、、！ (2019年3月29日 15時) (レス) id: 2bc4477fb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年11月10日 22時
