rainyboy_31 ページ31
･
「じゃぁっ！！また後でね！！」
『うん、ばいばいっ！！』
それぞれ学校のミーティングで集合する事になっていた為、その子と部屋で別れた。
顧問の先生に言われた食堂へと来れば部員達は既に集まっていて。
でも、
『あれ、岸先輩は？』
彼の姿がどこにもない。
キョロキョロ周りを見渡して一生懸命探がしていたのだが部員に声を掛けられた。
「先輩ならまだ部屋だよ」
『えっあ、そうなの？』
行動がそこまで遅くない彼は人を待たせるなんて滅多にない。
だから不思議に思っていると
「そうだ！！Aっ」
『え？』
部員がひらめいたっ、と言うような顔をする。
何かと思えば
「岸先輩迎えに行ってきてくんね？」
廉のようにこちらが言わずとも何かを悟られているような気がして警戒してしまう。
『･･はぁ？！』
その部員もそれには気付いているみたいで、、
「岸先輩、風呂場で怪我したんだよっ」
『え、怪我？！待ってよ、なんで？』
彼だったら足を滑らせて頭を打ちそうな想像はできたけど
「石でできたタイルの破片で指切ったらしい」
それはあまりにも予想外。
さっき、とてつもない音が響いていたけど、
もしかして、あれ全部岸先輩だったのだろうか。
ますます情報回収に手こずる。
「とりあえず行けって！！行けば分かるからっ！！」
そいつに背中を押されて男子部屋に繋がる廊下へと足を進める。
『ねぇなんでそんな強制的なのっ、？』
「部長いなかったらいつになってもミーティング始めらんねぇだろ？ほらっ、早く！！」
手で追い払うような素振り。
周りの男子達も「いってらっしゃーい！」なんてとても呑気で、。
『分かったッ分かったから！！迎えに行ってくるから、その代わりスクワット50回ねッ』
筋トレと引き換えに私は岸先輩を迎えに行くことになってしまった。
「突き当たり曲がって302号室なっ」
『あ、う、うんっ･･』
何故かグッドサインをされるから変な汗が流れる。
なんでこんな勝手に緊張しなきゃいけなくなるのだろう。
彼しかいない部屋に行くのは、嫌でも変な意識をしてしまう。
私の心臓はとっても素直なのだ。
廉「なぁ」
「ん？」
廉「余計な事すんなや」
「お前は応援してないもんなっ」
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ｻｸﾗ - 好きです！まじで！おもしろすぎです！！ (2020年3月28日 22時) (
レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです！このお話！続編希望です！岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ！！ (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、！岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です！！もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです！ (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい！なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください！！ (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します！めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ（泣）新作も読みますっ！！お気に入り作者ポチッと押しました！これからも頑張ってください！ (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2018年8月14日 23時
