rainyboy_17 ページ17
・
頭の中でどんなに深く考え込んでも、やっぱり解決方法は見つからない、。
毎日のように部活の時間は訪れるけど、
岸「次、パスっ!!!」
「「「「はいっ!!」」」」
昨日のことで何も集中が出来なかった。
こんなに悩んでいるのも私だけ、。
傍から見たらどうでもいい事なんだろうけど。
チラッと部員達の方に目を配れば、廉と目が合ってしまって、
唯一、私が元気のない理由を知る人物。
なんか渋い顔してこっちを見てくるから
「いつまで落ち込んどるん?」って言われてる気分だった。
でも、そりゃいつになっても落ち込むよ、。
気が沈みきった状態で切り替えなんてできる訳がない。
わざわざ本人に聞くなんて自虐行為もする勇気がないし・・
ハッキリしない岸先輩と元カノさんとの距離に、周りの声は聞こえないまま。
「ちょっ、危ないッ!!」
それは真っ直ぐに飛んできて・・・
部員の声が届いた頃にはサッカーボールが目の前まで来ていた。
『え?』
避ける隙さえ与えられず、
−−−−バシュッ。
私の顔面は綺麗にそれを受け止めてしまった。
『うッ・・いったぁぁッ、、!!』
衝撃でコロコロ足元に転がっていくボール、。
「え、ちょっと大丈夫ッ?」
すぐに皆が近くまで駆け寄ってきてくれたけど
私の目を覚めさせたのはじんわり頬に広がる痛みではなく、、
岸「うわッねぇまじでごめんッどこ当たった?腫れてないッ?」
そんな岸先輩の言葉だった。
そんな大した事ないのに、前屈みになって私の顔を伺ってくる。
顔を近づけてマジマジと見られるから違う汗が出てきた。
『いやっ、先輩大丈夫ですって!!』
それを誤魔化すように慌てて彼から離れたのに
岸「いや頬っぺめちゃくちゃ赤いじゃん!!駄目だって」
−−−−ガシッ。
『へっ』
なんだが理解が追いつかない。
岸先輩に腕を掴まれて、それに逆らえるわけもなくひたすら後ろをついていく。
岸「練習続けといて!!」
「はいっ!!」
部員にそう伝えると私の顔を見てきた。
『え、あのっどこ行くんですか?』
岸「保健室」
そんな大袈裟な・・・、。
2100人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サクラ - 好きです!まじで!おもしろすぎです!! (2020年3月28日 22時) (レス) id: 2c4e782039 (このIDを非表示/違反報告)
あおこ(プロフ) - 終わっちゃった、、好きです!このお話!続編希望です!岸くんと付き合った後のお話で、、岸くんと付き合ったはずなのに廉との関係も今まで通りでそれに岸くんが妬いちゃう的なやつ!! (2018年9月15日 3時) (レス) id: 8d319b548e (このIDを非表示/違反報告)
平野かな(プロフ) - この作品とても感動しました、!岸くんピュアすぎるし、、本当に大好きな作品です!!もしよければ、続編出してほしいです。試合のことや岸くんと付き合い出してからのことなどもっと知りたいです! (2018年9月13日 3時) (レス) id: 0d5cee7618 (このIDを非表示/違反報告)
ここあ(プロフ) - 初コメ失礼します!!むへさんのTwitterもインスタも占ツクも全部読んでます!!今回の作品は岸くんがピュアすぎて(泣)私、廉担なんですけどリア恋なら岸くんがいい!なんて思ってしまいました笑でも、廉くんも好きなので新作も読ませていただきます!!頑張ってください!! (2018年9月5日 20時) (レス) id: 4d99011ff8 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - 初コメ失礼します!めちゃくちゃ感動しましたぁぁぁぁあ(泣)新作も読みますっ!!お気に入り作者ポチッと押しました!これからも頑張ってください! (2018年9月5日 1時) (レス) id: d9e61be587 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:muhe | 作成日時:2018年8月14日 23時