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子犬のきんぐ_5 ページ5









ずっと欲しいって言ってたからちゃんと買ってあげようと思って、





喜んでくれると思ってたのに…






しょげたようにして布団の中に潜った廉は








廉「ペットやったら飼い主の言うこと全部聞かなあかんの?」







いつの日かの震えた声でそう言った。








『え』








ちょっと言葉に棘があったかな、と。








『ごめん廉…強く言いすぎたよね、ごめんね?』








布団を静かに剥がし取れば私の枕をギュッと抱きしめていた。









廉「・・Aの隣がええ」







『そうなの?でも欲しいって言ってたじゃん』








ただの気まぐれかと思ってたけど、、








廉「我が儘聞いて欲しかっただけ…Aの隣やないと寝れへんの」








廉は寝間着に着替えた私の袖をグイッと引っ張った。







そのまま廉がいる布団の中へと飛び込んだけど








ものすごくベッタリくっ付いてくる。









『ちょっと、暑苦しいよ』







廉「めんどくてごめん…」







『何が?』







やっぱり私が何気なく言ってしまった言葉がきっかけとなったのだろうか。







廉は顔色を悪くして私の顔を伺ってばかり…









廉「Aに嫌われたないのッ」







既に触れていた廉の腕がもっと強く腰に巻きついてきて、、






私の首元に顔をクイッと埋めた。









廉「ちょっとビックリしたやんか…嫌われたと思ったわ」







『それはほんとごめん…大丈夫だよ、大好きだから、ね?』








髪の毛を優しく撫でると強ばっていた力がスっと抜ける。








『よしよし』









一定のリズムを作ってポンポン頭を撫でていれば、








それに眠くなってきたのか廉の瞼は重くなった。









廉「なぁA」







『ん?』








布団の中で廉の腕が動いたからまた抱きしめられると思ってたのに…







また袖のところをキュッと掴んで








廉「困らせへんように頑張るから…ずっとこうして欲しい」








目をゆっくり瞑るとさっきとは比べ物にならないほどの安らかな表情。







静かに綺麗な寝息がスピスピ聞こえてくると、やっぱりまだ子犬なんだな…なんて。







あ、職場の人に連絡しないとっ、。








布団からスマホに手を伸ばそうと廉に背を向けると








−−−ギュゥゥウウウッっ、。








反射的になのか両手でがっしりと服を掴まれてしまった。

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設定タグ:永瀬廉 , 平野紫耀 , 高橋海人   
作品ジャンル:タレント
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YAMAHIRO - 初めまして!続きが楽しみです♪無理のない程度で頑張ってください (2022年9月20日 11時) (レス) id: 7302720df0 (このIDを非表示/違反報告)
みぃれん(?)(プロフ) - 更新お疲れ様です!安定な甘えたで心配性な廉くんが可愛いです更新頑張って下さい! (2020年6月5日 1時) (レス) id: 06bd5b56c1 (このIDを非表示/違反報告)
まー - 子犬のきんぐ更新待ってました!前編からずっと読ませていただいて、ずっと楽しみにしていました!体をこわさないようにゆっくり更新なされてください! (2020年6月5日 1時) (レス) id: 7a09436990 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 初めまして!子犬の廉くん可愛くて面白すぎて大好きです。続き楽しみに待ってます! (2020年5月28日 14時) (レス) id: 8550425678 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 子犬のきんぐすごくおもしろいです!続きも是非書いて頂けたら嬉しいです。 (2020年5月7日 21時) (レス) id: e1125a8206 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2019年3月14日 0時

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