子犬のきんぐ_2 ページ2
＊廉サイド
でも、当の本人はどっか行ってまうし、
俺が不安にならないようにっていろいろ言ってた癖に結局は忘れてるやんか。
廉「アホAっ」
手に持っていた首輪をペシペシ地面に叩きつける。
海「なにこれ、ツンデレ？」
紫「怒られるから黙っとこ」
そんな2人の声は丸聞こえやけど、今は聞こえてない振りをしてやった。
何やねん。
やってムカつくやんか…
俺の事、大事にしてるんか、そうちゃうのか未だによう分からん時がある。
俺が求めすぎなんかな…
俺の理想が高いだけなんかな…
時々自分の価値観を疑いたくもなるけれど
海「今度、ピクニック行くんだ！」
紫「えっ、めっちゃいいなぁー、俺は新しいベッド買ってもらった！！」
2人が羨ましすぎてイライラが止まらない。
廉「なんやそれ」
海「ん？」
廉「ピクニックなんか連れてってもらった事ないんやけど」
公園すらもまだ連れてってもらってへん。
やのに、話を聞けばコイツらはもう何回も連れてってもらっていた。
紫「OLさんって意外と大変そうじゃない？」
紫耀は自分の家のパン屋に早朝で買いに来るスーツの人達はいつもバタバタしていると言う。
廉「やって、俺まずベッドすらないんやけど」
ブツブツと2人に愚痴をこぼし続ける。
何も尽くしてくれへんのが不満で2人の話を聞いていれば差があり過ぎるし惨めにすら感じるほどだ。
海「けどさっきの話聞いてたらベッド要らないよね？」
廉「あ？」
飼い主が学生やと学校から帰ってくれば好き放題、遊びに付き合ってくれる。
そんな奴に言われると腹立つのも無理はない。
放っとかれるこっちの気持ちも少しは味わって欲しいもんやわ。
紫「だって廉、買ってもらっても絶対使わないでしょ」
廉「お前まで何言い出すねんっ」
海「飼い主さんのベッドで一緒に寝てるんじゃないの？」
廉「それはベッドがないからやもん」
ほんま自分らは裕福やからって勝手やわ。
この前も、ボロボロなったオモチャ新しいの買ういうて捨てられたけど、全然新しいの買って来おへんし。
ほんまに買ってくるんやろうか。
聞けば、「あっ忘れてた」の繰り返し。
何回続けんねん、、
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YAMAHIRO - 初めまして！続きが楽しみです♪無理のない程度で頑張ってください (2022年9月20日 11時) (
レス) id: 7302720df0 (このIDを非表示/違反報告)
みぃれん(?)(プロフ) - 更新お疲れ様です！安定な甘えたで心配性な廉くんが可愛いです更新頑張って下さい！ (2020年6月5日 1時) (レス) id: 06bd5b56c1 (このIDを非表示/違反報告)
まー - 子犬のきんぐ更新待ってました！前編からずっと読ませていただいて、ずっと楽しみにしていました！体をこわさないようにゆっくり更新なされてください！ (2020年6月5日 1時) (レス) id: 7a09436990 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 初めまして！子犬の廉くん可愛くて面白すぎて大好きです。続き楽しみに待ってます！ (2020年5月28日 14時) (レス) id: 8550425678 (このIDを非表示/違反報告)
そら(プロフ) - 子犬のきんぐすごくおもしろいです！続きも是非書いて頂けたら嬉しいです。 (2020年5月7日 21時) (レス) id: e1125a8206 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：muhe
| 作成日時：2019年3月14日 0時
