▼21話▲ ページ22
・
-教室-
「「ガラッ…」」
私とお姉ちゃんが教室に入った瞬間、響めきが起こった…。
「えっ…。」
「帰ってきた…。;;」
「生きてたんだ…。」
「先生に連れてかれたから、あの子もう“死んでる”と思ってた…。」
ボソボソ小声で話す3-Aの人達。
朝と同じで、お姉ちゃんの席の横に座った後、
お姉ちゃんが心配そうに、私に聞いてきた。
さ「…っねぇ、雪。先生から何もされなかった？;;」
雪『…えっ、何って…何を？;;』
さ「えーっと例えば…。あ、そう！！怪我させられそうになったりとか、変な事されたりとか！;;」
雪「変な、事…？』
さ「そう！！;;」
雪『(…変な…事…。)』
すると、脳裏に先生と私が…そ、その…。////
あ、“あの事”が頭に浮かんできた…。
雪『だ…、大丈夫。何もされてない、から…。;;』
さ「そう？本当に何もされてない？;;」
雪『うん。大丈夫…。;;』
何とか顔に出さないように、私は表情筋を固めた。
雪『(うぅ…。“あの事”が頭の中にこびりついて、
離れないぃ…！////;;)』
だが、心の中は恥ずかしさでいっぱいだった。
すると、男子が澪奈ちゃんの話をし始めた。
「大体何でアイツが景山の事、気にすんだよ。」
「…そもそもぶっきーって、澪奈が死んでから担任になったんだよね。…だったら関係ないじゃん。」
宇佐美？さんが、周りの女子と話し始める。
「しかも、一昨年ウチの高校来たばっかだし…。」
雪『(あれ…？そうだったっけ…。)』
私は頭の上に？を浮かべながら、私は静かにその話を聴き続けた…。
「けど可笑しくない？一昨年来た教師が担任やるなんて…。」
「多分、志願したんじゃないかな。」
「あぁ？」
「僕がこの前、影山のドキュメンタリー映画を撮ろうとしてたのは皆んな知ってると思うけど…」
「その時、先生が景山をモデルに描いていた所を見たことあるんだ。
しかも、僕が景山の撮影した映像を全部ダビングしてくれって頼んできたし…。」
周りはその話を聞いて、ドン引きな表情を浮かべながら、「キモい」の声を連発させた。
聴いている間、私は今すぐにでも漏れそうな、ため息を我慢して、話を聴き続けた。
雪『(…黙って話を聞いていれば、出てくる話は、
“嘘”ばっか…。全部“嘘の塊”。)」
雪『(しかも全部“噂話”だし…。此処にいるのは、
それをまんま信じる“アホ”な奴ばっかり…。
だから、“噂”はキライなの…)』
そう心の中で愚痴を言っていたら…。
「でもアイツ、“ドーピング”してたんだろ。」
雪『…！』
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柊&雪(作者←) - 白桜姫様 ありがとうございます！！(´∀｀*) (2019年1月16日 17時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 面白かったです！^ ^ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 琴様 …。すみません抜けてましたッッ！！！(大汗)←(深夜投稿者の悪い癖←) (2019年1月10日 22時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - 初コメ失礼します。多分なのですが、8話抜けてませんか？ (2019年1月10日 21時) (レス) id: 88fe99195c (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 蘭月様 態々コメントありがとうございます！！頑張って話作りますっ！！(｀・ω・´) (2019年1月7日 23時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年1月7日 17時
