▼11話▲ ページ12
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雪『お姉、ちゃん…。』
よく見ると、お姉ちゃんの左の手が震えていた…。
雪『(お姉ちゃん、左腕が震えてる…。)』
柊「…茅野の意見は分かった。それで？雪はどうなんだ。」
雪『えっ…。』
先生がお姉ちゃんを払い除けて、座っている私の
目線に合わせて、しゃがんだ。
柊「雪、お前はどうしたい。」
雪『……。わた、しは…。』
頭の中が絡まって、混乱状態の私は、考えたくても考えられる状態じゃなかった…。
さ「っですから！解答者は私だけで」
柊「俺は、雪に聞いてる。」
さ「っ！！」
雪『…っ！！;;』
先生の声の低さにお姉ちゃんも私も、肩を震わせた…。
柊「…雪、お前はずっとこのままでいいのか？」
雪『…どうゆう…事、ですか？;;』
私は、間を置いて先生に聞いた。
柊「…雪、お前自身も気づいてる筈だ…。
姉のさくらに、“頼りすぎている事”を。」
雪『っ！！』
私は思わず息を飲んだ。
柊「…本当のお前は、自分の中で決断はしている。
だが、人前で自分の事を全く言わない。」
雪『…。』
柊「だから辛い事があってたとしても…、いくら
姉だろうが、友達だろうが、言うことは無い…。
“無駄な心配をかけない為に…。”」
雪『…っ！！;;』
先生は私が考えている事を、ドンピシャで当ててきた。
まるで考えている事を見透かしてるように…。
雪『…先、生の…言う通りです…。』
さ「…！！」
雪『でも…口に出したら、誰かに反対されるんじゃ…ないかって…。』
私は初めて、お姉ちゃんとの前で自分の本音を
言った。
さ「雪…。」
お話しをするのに夢中になっていたら、ピアスの人(笑)←が口を開いた。
甲(？)「何かごちゃごちゃ話合ってるけどな、こんな
ふざけた茶番に付き合ってられっかッ！！」
ピアスの人が突然椅子を持ちあげて、窓に叩きつけた…。
「「「ドカンドカンドカン…。」」」
雪『…っ…！？;;』
するとその椅子の音共に、さっきの気持ち悪さが
また襲ってきた…。
柊「…その窓は、強化ガラスだから、割れないよ？」
先生が、私とお姉ちゃんの間で淡々と話す。
柊「ふざけてないし、茶番でもない。
俺は、この半年間、“この日の為だけに”
過ごしてきたんだからな。」
先生は、笑みを浮かべてそう言った。
柊「それじゃあ！皆んなには話し合ってもらおうか。俺は美術室にいるから。」
雪『……うっ…。;;』
先生が淡々と話す中、私の具合の悪さはピークに達していた…。
柊「…“Let's think。”」
先生がそう言った瞬間、私は目の前が真っ暗になった…。
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柊&雪(作者←) - 白桜姫様 ありがとうございます！！(´∀｀*) (2019年1月16日 17時) (
レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 面白かったです！^ ^ (2019年1月16日 0時) (レス) id: 65e85aeb0b (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 琴様 …。すみません抜けてましたッッ！！！(大汗)←(深夜投稿者の悪い癖←) (2019年1月10日 22時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
琴(プロフ) - 初コメ失礼します。多分なのですが、8話抜けてませんか？ (2019年1月10日 21時) (レス) id: 88fe99195c (このIDを非表示/違反報告)
柊&雪(作者←) - 蘭月様 態々コメントありがとうございます！！頑張って話作りますっ！！(｀・ω・´) (2019年1月7日 23時) (レス) id: 2ee456362e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年1月7日 17時
