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初戦を前に、控え室にひょっこり現れたのは──
北「元気にやっとるか」
尾白「全国来たって聞いたら、来るしかないやろ?」
赤木「プレッシャー感じんでもええ。お前らは強い」
侑「うわっ……マジで来てくれたんすか!?」
治「なんや、びっくりした……」
角「心臓止まるかと思った」
銀「でも、嬉しいですね」
『……本当に、来てくれたんですね』
北は私の頭を軽くポンと叩いた。
北「見とるから。稲荷崎は、お前らの代でもちゃんと強いって、証明してこい」
侑「……任せてください」
稲荷崎は、持ち前の連携と個々の実力を武器に1回戦・2回戦をストレート勝ち。
侑のトスは鋭く、観客席からもどよめきが上がる。
治の安定感、角名の冷静な読み、銀島の柔らかな受け、私の的確なサポート──
『今の……行けるよ!』
治「ナイス、銀!」
侑「いっけえぇぇぇぇ!!」
──スパァン!
「いやあ、見事な速攻ですね! 稲荷崎、まさに隙がない!」
武道「やっぱ、すごいな……」
千冬「A、まるでプロのマネージャーみたいじゃん」
マイキー「……心配なんて、要らなかったな」
組み合わせが発表された控室で──
侑「烏野……出てるやん……って、次!?ここで当たるん!?」
治「ホンマや……しかも前評判、結構ええみたいやな」
角「1・2年の代替わりしても、粘り強さは健在らしい」
銀「でも、負ける気はしない」
『リベンジマッチ、全部出し切ってな』
侑「よっしゃ……次も勝つ!!」
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心 - 終わり方最っ高です‼︎ (8月8日 13時) (
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