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冷たい風が吹き抜ける東京。
新幹線を降りた駅のホームに立つ私は、久しぶりに見る都会の景色を前に少しだけ目を細めた。
侑「東京ってなんか、空気も違う感じせぇへん?」
治「寒いだけやろ」
銀「けど、気は引き締まるよな」
角「これが、最後の全国。……絶対、悔い残したくない」
私は黙って頷いた。
その表情に、どこか覚悟と静かな熱が宿っていた。
東京体育館のアナウンスが響く。
「続いて、兵庫県代表――稲荷崎高校!!」
大きな歓声の中、揃った姿で堂々と歩く。
私はコートの外で、その様子を見つめる。
客席の奥。
どこかで見た金髪が、目立っていた。
千冬「いた!」
武道「ほんとだ……宮兄弟ってやつ、めちゃくちゃ目立ってるな」
マイキー「……“最後”を戦う背中って、やっぱカッケーな」
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心 - 終わり方最っ高です‼︎ (8月8日 13時) (
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