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翌日、私は大学の練習場に足を運んだ。
サッカーを本格的に始めるのは、実に2年ぶり。
ボールに触れる感覚、足裏で転がす感触、ゴールネットの向こうに広がる空。
すべてが、懐かしくて、怖くて、でも楽しかった。
『――ただいま』
声には出さないけれど、心の中でそう呟く。
自分が、やりたくて選んだ場所。
夢じゃない、“現実”としてのフィールド。
そして背後では、スマホの通知が2件だけ届いていた。
宮侑:お前なら、絶対やれる。
宮侑:そっち行く時、会おな。
まだ、始まったばかりだ。
でも確かに、私の新しい春が――また、動き出していた。
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心 - 終わり方最っ高です‼︎ (8月8日 13時) (
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