高校の話-7- ページ32
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廉「..こういう場所でキスとかしたいもんなんかな」
切実な疑問をなぜ言ったんだ
Aに答えを求めるなよ、と言ったそばで反省
A「私は嫌だなー..だってリップついちゃうかもだし、なにより人前だし」
廉「あれは勇気いるよなー」
A「あと3ヶ月も持たないなあれ」
こんな会話で花火が終わってしまうのは嫌だ
俺は告白するためにAと今ここにいる
苦手な人混みも手を繋いだ
こうやってふたりきりで居られている
廉「なぁ、」
A「んー？」
‘ 好き ’
ほら、よく漫画であるたった2文字が、
ちょっとの勇気が足りなくて言えない。
廉「俺、.....好きやで。Aとふたりで居られるの」
A「..来年も居られたらいいのにね」
廉「は、？」
A「私が大学落ちちゃったら居られないもんね。」
廉「いや、ちゃうくて」
A「夏休み死ぬほど勉強して絶対合格ラインまで行くから」
廉「あの、Aさん？」
A「廉は大事な幼なじみだし、居てくれなきゃな〜」
なんで泣いてんねん。
その言葉が詰まる。
そう、Aの目は花火が写って綺麗なのに
それが震えて、大粒の涙が溢れてる
なんで泣いてんねん、俺が泣かせたんかな
そんなの分からんし。
どうすればいいか、
これしかないやん。昔からやってきたんやから
廉「......泣くなや、ブッサイクやで」
A「..花火が見えないじゃん」
人に涙を見せたくない君だから
昔から強がりな君だから
そんな顔知らない人でも見られたくないだろう？
隣りに座ったAの頭だけ抱き寄せて
震えた背中を擦る
あぁ、もうなんで
好きって伝えたのに
やっと伝えられたのに
.
.
このときくらいから
俺の恋愛は脱力し始め、
疲れたばっかり使うようになったっけ。
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
