プライドの話-2- ページ22
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ガチャ、と扉を開けると俺の家なのにやっぱりAがいて
A「おかえり〜」
廉「何食べたん」
A「ご飯レンチンして納豆とトマト」
廉「ん、これ」
A「食べ盛りだからいるかなーって」
机の上にはAが食べたものと同じものがあった。
ファミレスで夜を済ませるにも食べすぎるのは学生的に金欠で辛い
こういう気遣いはありがたすぎる話だ。
廉「いや待てよ、なんで居んの？」
A「...ひとりつまんなかったから」
廉「なんか、ごめん」
A「さっさと食べて風呂入りなよ」
廉「おん」
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ちょっと機嫌悪いのか、ソファで枕を抱えてテレビを見ていた
...なんだかデジャブ
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A「...うぅ、」
あぁ、幼なじみだから分かる。
Aが今にも壊れそうで優しく触れなきゃ割れてしまう
そんな風船みたいだ。
高校のときにもあった
‘ なにか ’があったらこうなる。しかもよっぽどの
俺は箸を置いて、Aの隣に座った。
.....俺らは幼なじみなんだから
そう自分に言い聞かせて
...でも好きだとアピールもしなきゃ
そうも思って
俺はゆっくりAを包み込んだ。
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廉「.....頑張ったな、」
A「...なんにも知らないでしょ」
廉「幼なじみやから分かるって」
A「..嘘だあ」
震えた声に、鼻水をすする音に、
無理して話すAに気づかないフリをして
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廉「頑張ったやん？」
もう一度だけそう言ってAが眠るまで抱きしめた
泣き疲れたAをゆっくり離して、
ベッドに連れて寝かせる。
横になったAをみて、頭を撫でれば
本当に今みたいなことは‘ 幼なじみ ’だからできることなのか
もしかしたらほかの幼なじみはこんな風じゃないのかもしれない
.
廉「.......嫌やなぁ、これじゃあ勘づかれるわ」
そう呟いて、風呂へ向かった
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のんのん - めちゃめちゃ面白かったです！廉くん好きなので嬉しかったです。いつでも続き書いてもいいです笑結婚式とか見てみたいなぁ (2019年7月21日 8時) (
レス) id: fc09f0e23e (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん(プロフ) - めっちゃこのお話好きです！！sumikaのまいったっていう曲と合いすぎて勝手にすごい好きです！完結まで頑張ってください！楽しみにしてます！！ (2019年6月16日 16時) (レス) id: f5c8033c34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ながばし
| 作成日時：2019年5月6日 19時
