チキンバスケッツ ！！

０１２: 本気で( 美勇人side ) ページ14

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美勇人「なにニヤニヤしてんの」


謙太郎「聞きたい？」









いつもと同じように、授業も出ずにバスケ部で溜まる。






そして何故か機嫌のいい、我らがキャプテン安井謙太郎。









謙太郎「さっき、Aと会ってちょっとね(笑)」


美勇人「なんだよ、ちょっとって」


謙太郎「秘密ー」









嬉しそうに話すその背中に、なぜか苛立ちを覚える。




何か、心に引っかかるものもある。









謙太郎「お前さぁ、Aのこと好きだろ」


美勇人「はぁっ！？」


謙太郎「バレバレなんだよ」









突然何を言い出すのかと思えば。





図星のようだけど、何故か認めたくなくて言い返す。









美勇人「そっちこそ好きなんだろ」


謙太郎「好きだよ。ま、お前がAのことどう思ってようと俺には関係ねーわ。







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俺は本気でAを振り向かせるつもりだから」




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