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「あの、じいちゃんは、未来が見える人なんです。ずっとその力は使ってなかったけど、こないだ偶然、夢に出てきたらしくて」
目は合わなかった。
スネイプは不審に思う。
彼女はいつも、物事を簡潔にまとめて言う。
スネイプが冗長を嫌うからなのだが、それは彼の知るところではない。
そんなユリが、今日は珍しく歯切れが悪い。
どうやら深刻なのは間違っていないらしいと察して、スネイプは無言で続きを促した。
「私も、実は、同じ時期に夢を見て。昔からよく見る夢に似てました、緑色で。暗い部屋で、暖炉があって、ピーター・ペティグリューがいました。蛇と、知らないおじいさんもいた。私は、誰かの目線でした。たぶん、あかちゃんくらいの大きさで、椅子に座ってて」
声が震えた。
余程怖い夢だったのだろう。
たしかに、不気味な夢だ。
ユリはこれから言うことを躊躇うように、口を何度か開け閉めした後……意を決して、口を開いた。
「全部が、緑色に光りました。そしたら……おじいさんが死んでた。ッ私、昔から緑色に光ってる夢を、よく見るんです。……死の、呪いなんですね」
「……それと、未来視と、何の関係が」
余計なことは言わず、静かに問うた。
ユリはギュッと握りこまれた拳を見つめていたが、スネイプの言葉にハッとする。
話す順序を考えてきたのに、すっ飛ばしてしまっていた。
そのくらい、緊張しているのだ。
「私が、血だらけで倒れる夢を見たって」
小さく呟かれたそれに、スネイプは眉を顰めた。
「他にわかることは」
無言で横に振られた首を見据え、何かを思案した後、ガタ、と立ち上がった。
「ついてこい」
そう言って、スネイプは部屋を出て行ってしまう。
ユリは落ち込んでいたが、慌ててその背中を追いかけた。
いつもは一方的に話しかけているけれど、今日はそんな気分ではない。
消灯時間も間近、いつにもまして静かな二人だった。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
