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「ダームストラングって、やっぱり魔法学校なの？」
ハリーが聞いた。
「そう」
ハーマイオニーがフンという言い方をした。
「しかも、ひどく評判が悪いの。『ヨーロッパにおける魔法教育の一考察』によると、あそこは『闇の魔術』に相当力を入れてるんだって」
「僕もそれ、聞いたことあるような気がする」
ロンが曖昧に言った。
「どこにあるんだい？どこの国に？」
「さあ、だれも知らないんじゃない？」
「じいちゃんなら知ってるかも」
ユリが悪戯っぽく笑って言う。
ハーマイオニーが「あ」という顔をしてユリを見た。
そうだった。
ゲラート・グリンデルバルドはダームストラングにかつて在籍した代表的な生徒の一人だ。
しかしユリはいつも通り、おじいちゃんに関する悪い話を気にした風もなく、朗らかに冗談めかして話す。
「じいちゃんはそんなヤンキー校を中退した生粋のワルだったわけ」
「君のじいさん、卒業してないのか」
「うん。中卒」
列車が北に進むにつれて、雨はますます激しくなった。
ホグズミードの駅に到着し、デッキの戸が開いたとき、頭上で雷が鳴った。
ユリはジョン・ドゥをローブの中に抱え込み、背を丸めて歩く。
バケツをひっくり返したような雨とはこのことだった。
「やあ、ハグリッド！」
ホームのむこう端に立つ巨大なシルエットを見つけて、ハリーが叫んだ。
「ハリー、元気かぁー？」
ハグリッドも手を振って叫び返した。
「歓迎会で会おう。みんな溺れっちまわなかったらの話だがなぁー！」
一年生は伝統に従い、ハグリッドに引率され、ボートで湖を渡ってホグワーツ城に入る。
「うぅぅぅ、こんなお天気のときに湖を渡るのはごめんだわ」
身震いしながら言ったハーマイオニーに、ユリは小さく何度もうなずく。
しかし、セストラルはこんな天気でも働いてくれる。
馬車の長い行列が、雨水を撥ね飛ばしながら、ガラガラと進んだ。
ホグワーツ城を目指して。
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あまね(プロフ) - いっぱいちゅき！ (2023年2月12日 23時) (
レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - 不死鳥の騎士団編がみたいだけなのにTwitter運営さんはそれを許してくれないようですかなし (2023年2月12日 14時) (レス) id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
ダイアナ(プロフ) - みや。さん» ま、また凍結されてますね、、、ついてないですね、、、🥺 (2023年2月12日 14時) (レス) @page46 id: 29bd455e8b (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - みやさんの不死鳥の騎士団見たいですね(๑•̀ㅁ•́ฅ✨ (2023年2月11日 19時) (レス) @page46 id: b396ddc2bf (このIDを非表示/違反報告)
みや。(プロフ) - ダイアナさん» 一週間が経ってしまったので、移行しました。よろしくお願いします🙌 (2023年2月10日 13時) (レス) @page46 id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年9月21日 19時
