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マクゴナガル先生はものすごい剣幕で、ユリが口を開くよりも前に𠮟りつけるように言った。
「ポッターにウィーズリーに、あなたたち一体、どれだけ首を突っ込めば気が済むんですか！」
「先生ハリーとロンを見たんですか？」
「ええ見ましたとも。あなたも知っているのでしょう。石のことですよ。さあ談話室にお戻りなさい。友人のように夜に出歩いたりしないように。このあたりに近づくなんてもってのほかです！」
ユリが弁明する前にマクゴナガル先生はスタスタ歩いて行ってしまう。
それを呆然と見送り、ユリはとぼとぼと寮の談話室へ戻った。
その途中、クィレルとすれ違った。
ユリは笑って「こんちはせんせー」と言ったがクィレルは無視して通り過ぎ…。
そして振り返って、「ご、ご、ご、ごきげんようミ、ミス・グ、グ、グリンデルバルド」といつもより酷い吃りでそう言って、去っていった。
何か隠している。
曾祖父譲りのカンがそう伝えた。
ユリは首を傾げながらも寮への穴に手をかけた。
そこで、怒鳴り声に肩を震わせる。
「だからなんだっていうんだ?」
ハリーだった。
ようやく探し人を見つけたと思い、談話室に入って声をかける。
「探したよ」
談話室のすみでコソコソ話していた三人が振り返ってユリを見た。
ハーマイオニーとロンがずれて、間に彼女をいれる。
ハリーが状況を説明した。
スネイプが「賢者の石」を盗む準備が、今夜整うと。
だから、自分たちも今夜抜け出してそれを阻止しに行くと、そういう話だった。
ユリはついさっきマクゴナガル先生に言われた言葉を頭の中で反芻した。
そしてそれをいとも簡単に打ち消し、うなずく。
じいちゃんにもとうさんにも、面倒ごとにだけは首を突っ込むなと言われている。
でも、面倒ごとを起こしてきた側にそれを言われて、一体誰がしたがうというんだ？
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にはろ(プロフ) - 理緒さん» ご意見ありがとうございます！修正しました。今後ユリという名前に関する記述が少し出てくるかと思いますが、無視していただければ大丈夫です。 (2022年4月19日 21時) (
レス) id: f8ad011ce4 (このIDを非表示/違反報告)
理緒(プロフ) - 名前ってユリになってるんですがリノを使いたいのですが変えれませんか？ (2022年4月19日 10時) (レス) id: 946438c0c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みや。 | 作成日時：2022年1月24日 13時
