恋人はあなた。

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｢結局カラオケでもあんま喋れなかったし。杏奈ちゃん結構ぐいぐいくるからさ〜笑。せめて帰りぐらいは一緒に、と思ってさ｣


北山さんと並んで電車に乗っていた。


｢そうですね笑。帰り、杏奈ちゃん大丈夫だったんですか？｣


｢うん。俺がAちゃんと帰りたいって言ったら、大倉が上手くやってくれた｣


｢へぇ〜。
大倉さんって、ザ・イケメンって感じだし、モテるでしょ？｣


｢モテるね〜ムカつくぐらい。笑｣


｢北山さんだってモテるでしょ？｣


｢ん〜まあね。笑｣と、どや顔で言った。


｢自分で言う〜？笑｣


｢ね、今度二人でメシ行かない？｣


｢いいですよ。
でも、来週から仕事がちょっと忙しくなるんで…、予定分かったら連絡しますね｣


｢ホントにしてよ〜？しばらく待っても連絡くれなかったら、俺からするから。シカトしないでよ？笑｣


｢こわ〜笑。しますよ、絶対｣


｢ふふっ、じゃー待ってる｣


それから最寄り駅に着いて、北山さんと電車を降りた。
北山さんは、反対側のホームに向かう。


｢今日はありがとうございました。終電になっちゃいまいしたよね、すいません｣


｢俺が勝手に送っただけ。気にすんなって〜。
それより気をつけて。帰ったらLINEちょーだい｣
と言って、手を振った。


｢分かりました。北山さんも気をつけて｣
と私も手を振り、彼を見送った。









家に着いて、北山さんにLINEを送る。


＞北山さんのおかげで、無事に帰れました。
ありがとうございます。笑

＞＞おかえり〜
無事でなにより。笑

＞また連絡しますね。
おやすみなさい(^ ^)

＞＞オッケー待ってるね〜
おやすみ。



北山さん、女子の扱い慣れてたな〜
大倉さんもモテるオーラ出てたし。
二階堂くんと千賀くんも面白かったし、
イイ飲み会だったな。

その後、葵にも連絡して、ランチの約束をした。

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